現在南魚沼市五日町で着工中の五日町の家の配筋検査を行って来ました。
施工会社さんは西野建築さんです。
ここに並んだオレンジ色の板は・・・
普通の家の基礎では使わない合板の片側が樹脂でおおわれたパネコートという型枠材料です。
なぜこれを普通の家で使わないかと言えば・・・
基礎表面が打ち放し仕上げでないからです。
「緑の家」は基礎外周部が打ち放し仕上げである理由は以前何回か説明しておりますが、先週この事をお聞きになられた建て主さんがいらっしゃったので、この上写真を載せました。
基礎コンクリート打ち放しの理由はこちら↓
では通常のパネコートを使わない基礎型枠とは・・・
こういった同じオレンジ色もありますがスチールで出来た型枠で、単管などが少ない見え方です。無論スチールなので何回も繰り返して使うのでこのように傷だらけです(傷は仕上がりにに関係ありません)。
そしてスチール型枠のこの黄色いジョイントが下の土の中で悪さをする・・・
つまりこのジョイントが白アリの経路になると先日の国の資料に書いてあります。
さて・・・
このガッチリ単管で囲まれた高さ1Mの基礎・・・。流石に高床住宅の本家本元の魚沼地域は、このような「緑の家」の基礎は低い部類に入り、簡単な部類になるので配筋は修正点はほぼ無し・・・。
平屋だからか、コンパクトな家なのに基礎は大きくここ数年で一番美しい配筋でしたね・・・。
完成した巾4.55M高さ2.2Mの窓からみられるこの風景が・・・この敷地の決め手になったと聞いておりますが、今日の空は果てしなく高く澄みきっており、山は雲と戯れ最後の深い緑色をみせておりました。