高基礎超高断熱床下暖房の五日町の家 配筋検査

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この看板・・・素敵ですね。

現在南魚沼市五日町で着工中の五日町の家の配筋検査を行って来ました。
施工会社さんは西野建築さんです。

今回の型枠は全部新品・・・らしい。ピカピカの型枠。

ここに並んだオレンジ色の板は・・・

普通の家の基礎では使わない合板の片側が樹脂でおおわれたパネコートという型枠材料です。

なぜこれを普通の家で使わないかと言えば・・・

基礎表面が打ち放し仕上げでないからです。

「緑の家」は基礎外周部が打ち放し仕上げである理由は以前何回か説明しておりますが、先週この事をお聞きになられた建て主さんがいらっしゃったので、この上写真を載せました。

基礎コンクリート打ち放しの理由はこちら↓

白アリ・・・春になると一気に活動が始まります。
基礎表面の蟻道。これは去年以前のもの。 今日は建て替えの敷地調査2件とと打ち合わせ・・・ 春風が強く吹くなか既存住宅...

では通常のパネコートを使わない基礎型枠とは・・・

こういった同じオレンジ色もありますがスチールで出来た型枠で、単管などが少ない見え方です。無論スチールなので何回も繰り返して使うのでこのように傷だらけです(傷は仕上がりにに関係ありません)。

型枠の一番下にもこのジョイントがあり、そのジョイントが悪さをする。

そしてスチール型枠のこの黄色いジョイントが下の土の中で悪さをする・・・

つまりこのジョイントが白アリの経路になると先日の国の資料に書いてあります。

白アリの侵入はどこから?<br /> 国総研資料から 玄関が大事!
2017年9月20日加筆修正 1mm以下→1mm以上に修正 先回ご紹介した国総研のHPのある資料では、住宅の耐久性...

さて・・・

このガッチリ単管で囲まれた高さ1Mの基礎・・・。流石に高床住宅の本家本元の魚沼地域は、このような「緑の家」の基礎は低い部類に入り、簡単な部類になるので配筋は修正点はほぼ無し・・・。

平面基礎梁として基礎人通口をつくっているので床下の行き来は自由自在。無論しっかりとした構造計算の裏付けを行って・・・。

平屋だからか、コンパクトな家なのに基礎は大きくここ数年で一番美しい配筋でしたね・・・。

完成した巾4.55M高さ2.2Mの窓からみられるこの風景が・・・この敷地の決め手になったと聞いておりますが、今日の空は果てしなく高く澄みきっており、山は雲と戯れ最後の深い緑色をみせておりました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする