神屋の家 耐力壁と火打ち

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昨日は積雪の中にわざわざ現場に行って来ました。

白い矢印が火打ち(金物)。結構大事な部材。

構造のチェックはタイミングが大事で、特に外貼り付加断熱をすると直ぐに断熱材を柱の上に貼るのでチェック出来なくなります。よって無理をしてでも現場に呼び出されれば行くことになります。

左が厚さ12mm合板で釘CN65を100mmピッチ。右は厚さ9.5mm合板でN50を150mmピッチ。これは大工さんも大変。

神屋の家の耐力壁は主に合板12mmを使い倍率4を確保します。しかし一部にはわざわざ合板9.5mmと薄い材料で且つ釘ピッチも100→150mmに広くして壁倍率2.5倍に落したりもします。耐力壁をある方向だけ強くしてもバランスが崩れ耐震等級を確保出来ません。このあたりは構造計算で判断する事になります。

親切に合板に印刷されている釘の種類と打ち込みによる倍率の変化。

最近の合板でつくる耐力壁は、同じ合板でも釘の種類と打ち込む本数で壁の強さが変わるので、現場で造る人は大変・・・。上の写真のように、同じ合板でも6種類の耐力壁倍率が存在します。これでは筋かいの方が現場に間違いが少ないと思いますね・・・。

CN65mmを100ピッチに・・・。

さて、

神屋の家もあります・・・「コーナーサッシ」。

堆くつまれたフェノールフォーム越しにコーナーサッシ(楕円)が見える。

吹抜けに設けられたコーナーサッシは明るさ製造装置。間違いなく暗い新潟県の冬に明るさをもたらします。

その現場の帰りにわざわざiPhone「神ナビ」駆使して基本設計を行っている現場へ行きます。

何でこんな大雪の日に行くのかというと・・・

最悪の日の現状をみて、基本設計に反映する為です。

轍が融ける前面道路。生活道路として使っている証。ここまで融けているのはなぜ?

現地は2方向の道路があるがどちらも除雪車はきていない。よって結構大変。

何時も建て主さんに土地のアドバイスをするときは、

「一番天候の悪い時に見に行くとその土地の本性がみえる」

と言っております。

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