確かに最近怖い・・・

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今回は住宅話題ではありません。

数年前からごく一部の判断不適格の高齢者が運転する交通事故の報道が多くなった。少し前はあまりにも高齢者の報道が強調されすぎており、近年は高齢者が増えたために事故数が多いだけで年齢代別に対する運転者がおこす死亡事故の「割合い」は20年前と違いはないと思っていたが、近年の死亡交通事故数が20年前からみて大巾に減少している事を考えると、やはり何らかの対策が必要な時期にきていると思うようになった。

私は事務所の横道を歩く時や、スーパーの駐車場を歩く時に、失礼ながら運転手の顔を確認するようになった。それはやはり恐怖が有るから・・・。
自分が道路を運転していても前の車が普通の挙動でない時、その追い越しがてら運転手の顔を見ると・・・
殆どが高齢者・・・。
ここで言う高齢者とは明らかに80才以上。しかし田舎では普通に運転している年齢でもある。大人ならまだ注意して歩けるが、学童らはそんな事を考えて通学している子はいないし、私ももし将来孫が出来ても

「老人の運転する車には特に注意しろ」と言うことはできない。運転適性者を選別する為に運転免許制度があるのになんで?となるから・・・。

しかし多くの高齢者が運転に不適格な訳ではない。そこで・・・何らかの法改正が必要になる。

私達が互いに僅か2mしか離れていない道を時速50km/hで対面通行できる最大の理由は、自己保身・自己防衛が有るから。相対スピード100km/hになる車がぶつかったら、互いにただでは済まない。だから常に緊張し気をつける。
また仮に超大型トラックと軽自動車だったら超大型トラックの運転手は自分の怪我が殆どないことがわかるのに事故を起こしたくない意識はほぼ一緒。これは事故を起こし万一そのせいで相手が大けがをしたら自分の一生がダメになることが想像出来るので、これが大きな事故抑止になっていると思う。無論もう一つの大きな理由は、相手が傷つくことに対し自分の心が痛むから。

判断不適格者になると事故抑止力の最大の理由である自己保身・自己防衛の感性が薄くなる。それは一番の事故の抑止力が失われルールの前提条件がなくたった事と同じ(まるで酒酔い状態)。そこで、飲酒運転と同じような規制をかけるのはどうだろうか。運転手に酒を飲ました人も、飲んでいるのがわかっているのに運転させたひとも処罰を受ける。これと同様に法改正を考えてはどうか。

私の故父は認知症の疑いが出てきたので母にもお願いし、説得して80才前に運転を止めてもらった。これは家族なら・・・多分わかる(酒酔い状態かどうか)。もし同居する人や家族がいない場合は、短期間の免許更新にするかオートマチック車なら「自動ブレーキ付の車」以外は運転不可にするというのはどうだろう。無論そのような車に乗り換えるにあたりそれこそ「減税」で援助する・・・。近年の車はその制動距離などが昔に比べ縮み、死亡事故の減る原因になっていると思う。しかし新車の殆どが運転が簡単なオートマチック車であり、片手と片足で操作できる利点は大きいが逆に運転機能が衰えても、それをカバーし本来マニュアル車だったらもう運転不可能な人まで運転が出来る。とはいってもオートマ車を否定はせず、オートマ車の利点である機械が積極的に補助できる機能を盛り込むべきと考える。

実は事務所のある三条市はただでさえ運転マナーが悪い。交差点の黄色い信号では、止まるための徐行をする車よりアクセルふかす車や、赤なら突っ込め・・・だ。また時差式右折信号機では、それをわかっている直左進ドライバーは赤でも右折対向車が赤とはわからないので止まらない事が大変多い。県内で一番信号機に対するルールを無視する人が多いと思っている。これは地元の新聞でも社説で紹介されていたほど。

広く多くの人の意見を聞き、高齢者やルールを守らない為に起こる悲惨な事故(何も過失のない子供に対する事故)を最新技術と社会に対する責任感で少しでも減らしたいと願うのは殆どの人の想いである。

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