東芝製エアコンの製品不具合又は制御がシビアのためこんな風に室外機が凍りついて最悪室外機を壊してしまう事になる現象が発生している事を何回かお伝えしている。
10年ほど前から「緑の家」は床下暖房をエアコンで行う事を標準としており、殆ど家で床下用エアコン1台で1階を、2階のホール又は吹き抜けにもう1台エアコンを設置している。最低この2台で夏も冬も冷暖房をしている。暖房時において能力としては1台でも可能なのだが、エアコンは負荷を低くすると効率が上がる(電気代が安くなる)事、および暖房ムラがなくなるので、常時最低2台で暖房する。
今回2週間前にその2階の設置の東芝製エアコンが壊れた。直ぐにきて頂いたが部品在庫がないということで、部品がきた昨日再び修理を再開した。
現在この「緑の家」(延べ床39坪)では床下用エアコン1台でこの先週から始まった厳寒期を過ごしているのだが、確かに一番冷え込んだこの時期には肌寒いと聞いているが、決定的に他の暖房器具を用いることはなかった。つまりこの厳寒期を床下暖房用エアコンだけで過ごせたのだが、ここで私は全体の空調バックアップ又は空調余力マージンの大切さを改めて考えたい。
「緑の家」は前説明の通り、2台から3台がエアコンの設置台数の基本である。夏の酷暑時に床下用エアコン(除湿用)が壊れても特に問題はない。しかし2階に設置された冷房メインのエアコンが壊れるとちょっと厳しいが、床下用エアコンの除湿モードを最強にすればなんとか1週間はやり過ごせる。ところが暖房時に床下用エアコンが壊れるとこれは一大事。2階に設置されたエアコンでは1階は温まらない(多分20度~22度までしか上がらない)。こうなるととても1週間待つことは結構地獄。やはり1階にバックアップ用のエアコンを1台設置しておくべきなのかと悩む。バイクでいえば予備タンクのような役割が必要なのか・・・。
となると、「緑の家」の標準エアコン設置台数は3~4台になる。1台あたり18万くらいかかるが、これが保険代としてふさわしいか?
特に今年は東芝さんのせいでエアコンの故障率が高かったのでそう思うのかも。
さて・・・
霜が取れないという故障をしている東芝さんのエアコンの室書きの熱交換器フィンの温度を測ると「-19℃」と、とても低い。同じ場所に設置してある現在床下用エアコンでフル稼働状態のエアコンでさえ「-11℃」。この違いも霜取りに影響しているのと思われる。少し規定量より冷媒が少ないだけで東芝製エアコンは霜がつく。これは設計のミスではないか?正常運転できる冷媒量のマージンが少なすぎるのでは・・・。
室内機カバーをはずし内部からの冷媒漏れを見える範囲で確認しても特にその痕跡がなく、配管接合部の漏れを確認すると、こちらも決定的な漏れがない。
結局室外機の氷塊溶融に時間がかかり過ぎたので室内機の熱交換ユニットを取り替える事ができず再び来訪されることになった。
たかがと言ってはメーカーに失礼だが、エラーランプが点かないのに霜取りができない現象でこれだけ多くの時間を費やしている事を考えると、ギリギリで設計するよりも余力マージンを持って設計する方が効率的では無いかと思う。
いつでも設計に安全余白(マージン)は必要と改めて思う。これが無難な家を目指す「緑の家」設計方針である。
コメント
ガスストーブでバックアップと思ったのですが。
・値段は安い
・停電時でも使えなくはない(UPSは必要)
結露しやすくなるから難しいですかね。
とうちゃんさん
コメントありがとう。
オーナーさんがそのようになにかを考えていてくれると大変助かります。
私がただでさえ気密性が高い家で開放型ストーブでしかも、もしそれが裸火が見える器具を薦めるとなると・・・それはちょっと問題がありそうです・・・。