今年度学会投稿論文の先取り情報
LED照明と冷蔵庫の経済性 ①

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ゴールデンウィークらしいビックな情報が入ったのでご紹介する。

・・・・

上の論文より転載
LEDが安くなると考えて購入した人でこの図をみて衝撃を受けない人は少ないはず。1000円/個で買ったLEDは24年経たないと元が取れない。私は1800円/個で買ったので24年以上かかる(5年以降の買い換え時は1000円として)。諸条件はあるがこの論文をよんでほしい。

→ ※ライフサイクルコストとは

先日お約束した論文よりも更に興味深い論文を入手したのでその論文から先にご案内する。まずはその論文から抜粋したこの図から↑。

・・・今回は私の解釈より皆様がご自分で判断できるように全文を下に置く。

2018_全国_全電化住宅_LED冷蔵庫_v2(建築学会投稿済 2018年9月4日大会発表)

その②で解説を加えたい。

筆者は赤林教授(新潟大学)らで、筆者の研究室から発表された既往論文では、12年ほど前にあの冷蔵庫の年間消費電力表示改正(2015年に再び改正)となるきっかけとなる「冷蔵庫のカタログ表示と実測の乖離」を指摘した論文や、エアコンのCOP表示があまりにも実測とかけ離れていることを論文発表、指摘したグループである。今度はLEDが普及してその寿命の実態がわかってきた昨今において、その研究論文を建築学会に発表した。このように過去推進された省エネ器機についてその結果をまとめることは、今後の省エネ器機の開発、見直しに役立つことになる。

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コメント

  1. hachikoku より:

    効率の悪い白熱灯として比較しての結果ですから、インバータ方式の蛍光管と比較すると更に大きな問題提起となるのではと思ったりもします。個人的には、もともとLED照明は宅内DC電源が実施されないと恩恵が受けられないとの認識でいます(蛍光管の製造を止めるメーカーがほとんどな現状ですが)。LED照明は電源のACDC変換回路をいかに安価に構成するかがコストダウンの要で、安価なキャパシターを電源回路に採用したメーカーの安価なLED照明器具は、それなりの使用時間で故障します(経験あり)。また、北米の住宅の照明をは白熱灯から蛍光管に交換すると、エネルギー危機のほとんどのは解消されるという試算もあるようですが、蛍光管やLED照明が普及しているというデータは見たことがありません、単波長の蛍光管より白熱電球の暖かみを支持する人も多いのでしょうね(LED化は日本だけ?)。ちなみに私は読書時はヤマギワのバイオライトです(効率は最悪で、夏は発熱で使う気にはなれません)。

    • Asama より:

      hachikokuさん

      コメントありがとうございます。

      私も全く同様の見解です。

      新築時にLEDを選択しても問題ない(そもそもメーカーがLEDしか作らない)と考えますが、
      なぜ私が(「て・こあ」や自宅を)LED照明に買い換えたのか・・・は、
      その②で私なりの説明をしたいと思います。