階段のディテール

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横から見ると段板はまだだが、9mmの線で構成されるワーレントラスの階段。この透け感を目指した。

階段を通して透けて見える巨大な窓。これこれを想像してこの線の細い階段の設計おこなった。

その階段は伊達の家であるが、そこから帰ってくるときに高速道路からみた風景が下の写真。

9月21日の福島県会津坂下付近の田園。まだ稲刈りが始まっておらず、新潟県では既に2/3ほどを終了しているので、気候によってなのか品種によってなのか不明であるが違うなと思っている。これはきっと家の作り方も同様であろう。

最後に階段を掛けました・・・感がありありの独立した階段計画。

高低差3.63mで踊り場が必要ない感覚的に限界くらい。そのため階段の蹴上げと踏面は住宅用としては最も高い基準の勾配は36度で下表⑶としている。通常の階段は40度~45度だから相当緩やかな階段である。

玄関から入るとこんな感じでここでも蹴込み板がない恩恵をうけ、空間の広がりを見せる。養生が外れ床面の黒い石がみえると全体の繋がりがよくわかるはず。これは見学会でご体験頂ければと思う。

実は伊達の家に行ったのは、

例の壁のシーリングの不具合(不具合とまで言えないかもしれないが)をもう一度確認する為。

東側に再び足場がかかり、シーリング施工を近くで確認出来る。

外壁をアップで見ると

写真ではわかり難いのだが、加工してコントラストを強くすると・・・

このようにつなぎあわせの目地部分が多くの箇所で4mm以上凹んでいるのがわかる。

これでは他の化粧目地との光が射す方向によっては明暗がはっきりとわかり、メーカーの標準施工要項に記載された図と著しくことなる。そもそも目地深さが7mmしかないのに4mm凹んでいると言うことは3mmしかシーリングがないことになる。これでこのALC外壁メーカーである旭化成さんの意図したシーリング施工と言えるのだろうか・・・?

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