大野町の家は「緑の家」Aグレードと超高断熱Ua値0.21w/m2kと県内トップクラス。
昨夕現場から連絡を頂き、早急に確認に来てほしい・・・とのことで、今日は早朝しかスケジュールが空いていなかったので朝7時頃現場に伺った。
前面道路は予期していない朝市が行われていて、車を迂回させ裏道へ廻す。聞けば毎月3と8がつく日の7時から14時まで行われているとのこと。最近見ない光景であるが子供の頃は当たりまえの風景である。
外壁は定番の日本の杉の羽目板貼り。すでに標準採用してから12年ほど使っているが、特に今のところノーメンテで問題がない。引き続き定番仕様となるが、昨年から一点だけ追加仕様にしているのが、
「木口押さえ」
の追加である。
無垢の木の弱点はこの木口にあり、この部分は水をよく吸い込む性質がある。そのため長期間でみると変形しやすく、ここから腐朽することもある。またこの木口押さえをもうけると、歩留まりを考えた時にデザイン的に無難になることから新潟県など湿気風雨の多い地域から採用を始めている。
また「緑の家」の窓周りといえば・・・
「大きい庇」である。
外壁が木の時にやはりサッシと外壁の接する木口を守るために庇を横に長くする。特に新潟県では梅雨や冬の雨による木口から吸い込む最小にするために、庇を設けさらに横にも長くするのが「緑の家」流。また簾をかけたときに雨から簾を守ることもできる。
そんな庇の布教活動のようなことを始めてから早11年ほど経過する。「緑の家」の外観は庇と共にある。
話は変わって・・・
カングー1のこと。
ショックアブソーバーを取り外してみると・・・当たり前だがルノー製のショックであり、これをザックスに代えた。
カングー1のリアショックはトレーディングアームでショックの取り付け角度は結構ねている。
図のように35度くらいでありこれで効率よく動くのか?と思う。
フロントはごく普通のストラット。
さて・・・肝心のハンドリングと乗り心地であるが・・・
運転席で一般道を普通に走るぶんには、私にはその変化が実感できなかった。これは元々フロントのショックがそんなにヘタっていなかったことかなと思う。
一方後部座席に座ると・・・少し違いがわかった。ふわっ感が少しなくなり堅くなったのである。そのためなんとなくハードな乗り心地になったがいやな感じではない。
今回は一般道の60km/以下時の感じだったが今度は高速運転時の変化を確かめたい。
コメント
Asama様
お久しぶりです。以前より時々質問させていただいている さく です。
記事と関係のないことで申し訳ないのですが、Asama様のご意見をお聞かせください。
以前より質問させていただいている通り、茨城県南部で緑の家Aグレードクラス(UA=0.26以下)の家を建築予定です。緑の家のように南面に窓を多く配置し、日射取得を多く得る計画です。しかし、冬場においてもオーバーヒートするのではと懸念しています。
私の考えたオーバーヒートに対する方法は、2階天井付近と床下をつなぐダクト換気扇を配置して、明け方から昼間は床下エアコンを使用せず、ダクト換気扇によって天井付近の高い温度の空気を基礎に送り、基礎の蓄熱容量を使って室内の温度上昇を抑えこむことができないかと考えています。
https://plaza.rakuten.co.jp/yanagita777/diary/201501310000/
上記の工務店が使っている方法がイメージが近いです。
上記の方法について、Asama様のご意見をお聞かせ願えないでしょうか。
他に温暖地で緑の家を建築する想定で、Asama様ならばこうするなどのご意見も頂ければ幸いです。
さく様
コメントありがとうございます。
>私の考えたオーバーヒートに対する方法は、2階天井付近と床下をつなぐダクト換気扇を配置して、明け方から昼間は床下エアコンを使用せず、ダクト換気扇によって天井付近の高い温度の空気を基礎に送り、基礎の蓄熱容量を使って室内の温度上昇を抑えこむことができないかと考えています。
そのとおり・・・効果は期待できます。
4年ほど前に千葉県に設計をさせて頂いた家で、そのようなシステムを組み込み、その結果は建て主さんから概ね良好(天井付近の空気を床下に入れると床下内の温度上昇が見込める)との連絡がありました。
ただ・・・30度程度の低温度では蓄熱に効率よい温度でないので蓄熱効果とオーバーヒート緩和効果は大きく期待はできないことも併せてお伝えいたします。
また空気温度の高い中で、日の当たるリビングにいることは耐えがたく、逆に人がいないなか、カーテンを開けて室内が丸見えにして日を入れることは防犯上気持ちがよくないことも事実です。そのあたりをうまく解決して頂ければと思います。