鳴和台の家 足場取り外し前のチェック

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先週末新潟市の関谷の家のメンテナンスと金沢市鳴和台の家のチェックに伺った。この日の走行距離は600㎞と一日では最も長い部類に入る。

床下収納としてはほとんど使っていない。しかし照明も装備され清潔感のある床下空間。

まず関谷の家では・・・

Aグレードではあるが床下が1m基礎(床下は0.9m)に下げている床下内の様子・・・

ほぼ床面設置で24.6度RH53%と温度は少し高めの床下空間。

温湿度共に良好である。

無節の美しい表情を見せる国内産の松の床。この季節までは床下暖房で乾燥気味になるので木も縮みがち。

松の床板も艶が出てき始めており、無節の優しい表情と相まっていつもより穏やかな印象。

続いて金沢へ向かう前に事務所に立ち寄って車内で食べるお弁当を持ってスタッフAと車に乗り込む。3時間ほどで鳴和台の家に到着しわかってはいたがそこであらためて驚いたのが・・・

杉の無垢板の外壁になっていたこと。

というのは正確には間違いで、後ろの外壁はいつもの節ありであった。

新潟県と違ってこちらでは杉材オンリーの文化圏ではないようで、いつも使う杉の一等材程度の外壁材が手に入りにくい。そこで請負金額よりすこし追加金額になるが、比較的良い木を選んだら半分くらいは無節の木になって現地に来た。

そもそも探して頂いたのが厚さ30㎜の荒木だったのでたぶん造作材用の杉にも使う材料だったようだ。造作材とは「戸枠、窓枠」などの主に内部仕上げ材料のこと。つまり節なしが一般的な等級となる。

外壁留め付けはいつもの亜鉛釘。沿岸部ではないのでこちらの経年変化の方がよい。

ところで新潟県外ではあるが、この近くからの問い合わせを複数頂いているのでこちらでも一日だけ完成見学会を行うつもり。今のところ日時は6月30日を予定しているのでちょっと「緑の家」を見てみたいとのご希望があれば申し込んでほしい。スケジュールと予約受付は近日中にブログでアップする予定。

無難な構造・意匠、シンプルな室内とめっちゃ明るい新コーナーサッシ。また雨の日が多い金沢市で雨の日も家の中で軽く外仕事ができそうな玄関土間(3帖)を持つ。

大野町の家も同様であるがコーナーサッシの先は緑が多い・・・というよりそれがあったのでそこがコーナーサッシだった。

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