各地で真夏日・・・通風しない閉めきる東南窓。

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冬期でも晴れればエアコンなしで暑すぎるほどの熱量がはいる東南向きの大きな窓。

オーブルデザインの事務所はS造の3階ワンフロアーである。
打ち合わせスペースの前の窓は3.6m×2.5mの巨大なシングルガラスの窓のため、キチンとした日射遮蔽をしないとこの季節レースカーテンと窓開けだけでは室内温度は32℃をゆうに超える。

5月から6月始め頃までは、朝の最低外気温が15℃以下になるので外気はキチッと冷え、除湿もされた空気なので日中ある工夫をするとエアコンはまだ必要ない。

その工夫とは・・・

日中この大きな窓を閉め切ることである。

内陸部での高断熱高気密の家の使い方で、朝の冷えた空気を取り込んで日中窓を閉め切るとある程度低い室温が維持できることは、様々な情報で知っているだろう。この季節なら低断熱低気密の事務所でもそれが可能である。

何故この時期外気がまだ24度なのに窓を閉めきるのか・・・

外部ブラインドによって日射遮蔽されている10時頃の室内温度は24度となっており、外気もこの時間は同じ温度まで上がっている(明け方の外気15度)。

ここで窓をあけ風を入れると急に暑くなる。

これは・・・

強い日射によって暖められた外部ブラインド温度は34度を超える。その羽の隙間を通ってくる風は30度近くにもなっている可能性がある。実際窓をあけて通風すると事務室温は28度まど上がることがこの前の日に観測された。

外部ブラインドの温度は34度。

窓を閉めた状態でのガラス表面温度は30度。このとき外気温は24度。

東南窓を少し開けると勢いよく生暖かい空気が入り込む。

上のように手を当てても生暖かい風が室内に入ってくるのがわかる。
この時期の卓越風は東よりなので、どうしてもこの大きな窓は風上側になる。

そこで東窓を午前中は締め切り、暑い風を入れないようにする。
この工夫は住宅でもおなじ。外部シャッターで暖められた風でなくとも、下屋があったり、駐車場の黒いアスファルトがあるとそこで暖められた風を室内に入れ室内が暑くなる。

一方北側の窓は全開とすると・・・午前中はこのように閉めきる方が事務所の温度が上がらないのである。

日射のあたらない北窓は全開。

午後1時の外気温と事務所の室内温度。

午後1時エアコンも使用していないのに室内方が同じか低くなる。3.6m×2.5mの東に面した大窓があり、5台のパソコンと3人の人がいてもこの状態である。

「緑の家」では真夏時の通風を否定しているが、この中間期には外気と建物の環境を見ながら最もふさわしい状況をいつも気にしている。

3階の通風抜群な事務所においてこの時期でも日中の半分だけ閉めたほうが良い環境もある。日射遮蔽をキチッとした建物では真夏時の通風はいつも外部とのやりとりを気にしていても大変難しい・・・やはり快適さと手軽な自然素材防かび対策なら通風は避けた方がよいと思う。

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