今日は新潟市で施工中の白山浦の家の配筋検査だった。平屋のためいつもより配筋はあっさりしているが、組み込みガレージがあるのでその部分は@100mmの間隔で密に鉄筋が入る。
組み込み車庫の時は、普通の木造住宅では考えない積載重量が床スラブにかかるので、割り増しの荷重を加算する。今回の場合は車一台+収納なので2480N/m2の割り増しで、少し多めの4.8トンの荷重割り増しとしている(中型自動車2トン+収納1トン+予備)。これは構造計算ソフトの手入力で忘れがちなので注意したい。
フラットスラブなので配筋は簡単で且つ各区画ごとに配筋間隔を変え最適な経済寸法と施工性を考える。「緑の家」の配筋は写真のようにスラブ鉄筋が綺麗に入る。これは鉄筋の間隔を倍数にするため。例えば基本ピッチが200の時に細かくするところはその間に一本を追加するようにして100ピッチにすると、一目で鉄筋のチェックが可能である。つまり施工も単純化されミスが少なくなるのである。設計の配慮とはミスが少なくようにする事も要素である。
ところで・・・
あなたは中央分離帯の無い高速道路(対面通行)でパンクした時のことを想像できるだろうか?次回のブログはそのことをお伝えする。