自身で杉の床貼り

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右の灯りのともるアトリエ棟の2階が今回のリフォーム空間。

連休中にある古い家の床を畳から杉の厚板に張り替えする事になった。

板状断熱材を敷き込み、隙間は全て気密テープで抑える。これで一般的にリフォームなら気密シートは省略できる。

まず畳を剥がす。畳は厚さ55~60mmの建材畳で、畳芯はスタイロフォームではなく木繊維板なので本畳(藁どこ)並みに重く、撤去するのに窓から1階屋根に出してそこから地上におろした。10枚なので300kgの物の移動・・・。

築50年以上経過している建物なので基本的に断熱材が入っていない建物に、25年前に一度目のリフォームが行われ天井と壁には薄い断熱材がある(天井のみ目視確認)。窓はペアガラスだが枠はアルミという結露しやすい構成。

床は建材畳で今まではそれ自体が断熱材となっていたが、畳がなくなるので床には新たに断熱材を敷き込む。使ったのは板状断熱材で厚さ20mmと貧弱であるが、間仕切り壁がないので気密テープで床の隙間を全てふさぐと断熱材の効果が発揮され数値どおりの断熱効果が期待できる。これで建材畳と同じ断熱効果は保たれる。また間仕切り壁があるとそれが出来ず、気流止めがないとまず断熱材があってもないものと同じくなる。その点この建物は2階でワンルーム形状なので都合が良い。

断熱材が終わって下地が出来たら一度仮敷を行って色の感じ、材料の曲がりなど確認する。

断熱材の上に床を固定するための平板厚さ12mm程度を敷き、それを断熱材の下にある既存の床下地に固定する。その平板に厚さ30mmの杉板を固定する。固定するとは言っても、動かない程度の固定になるが、そもそもこの杉板は床専用材ではなく足場板にプレーナーを掛けた程度の汎用材で、完全な固定は脳天ビスしかない。しかし脳天ビスはやめ、動かない程度の固定でよしとした。この点オーナさんは常識的に考えず、この留め付け、バランスでもよいとのこと。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_6742.jpg
このオリーブ色がかったオレンジとも言える色が杉の好きなところ。

さて、このブログの読者さんなら・・・

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