ガスコンロと木の内装

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さて・・・今回金沢市で計画中の「緑の家」でもこの火気使用室におけるガスコンロでも苦労した。そこではガスコンロのある吹き抜け空間において、壁天井に自然素材である木を使う仕様になったからである。内装制限を詳しくしっている方は、10年以上前に改訂になった内装制限の緩和拡大で、アイランドキッチンなどに対して自然素材の木の壁や天井が使いやすくなったと直ぐにわかると思う。確かにそのとおりで、アイランドキッチンであれば、上部にはレンジフードしかないのでその固定が不燃材であれば、問題なく木の天井や壁が使える。今回はレンジフードの固定などに木の構造梁があったので苦労した。

ところが・・・最近ある住宅雑誌を見てビックリした。

2階建ての1階に設置されたキッチンがありそのガスコンロの上部(斜め上部)に木が貼られている。しかもどう見ても不燃加工された木ではない。そんな家が複数紹介されているから更に驚いた。これは緩和された事を間違って受け取っているか、故意に知らないふりして造っちゃったのか。

その掲載された家について心当たりがあったので少し聞いて見ると・・・行政(指定確認検査機関)による完成検査はしっかりと行われたようである。しかしあとで述べるからくりで使用許可になったようだ。県内の指定確認検査機関は・・・多分甘いのである。これが県外の又は全国的に行う指定確認検査機関又は直接的な行政の審査ならOUTである。

さて、本題に戻るが緩和された内容は「ガスコンロ周囲だけキチッと燃えにくいように造れば、その周囲以外の壁や天井は木や難燃材料程度でOKというもの。

その「キチッと燃えにくい」内容(法文)は難しい言い回しの文言なのでを少しかみ砕くと・・・

2つに分けて考えその両方を満足する必要がある。一つは長期加熱による安全性の担保。もう一つは短期加熱による燃え広がりの防止である。長期加熱による安全性は消防関連法にも昔から規定があり下の図と近い規定になっている。

注意したいことはコンロが3つあれば、3つそれぞれその中心から25cmの円内で上部80cmは特定不燃材という金属などで造らなければならない。下地も同様に特定不燃材にする必要がある。よってこの範囲内に上部に吊り戸棚があれば多分ここでNGとなる。壁や吊り戸棚をスチールやオールステンレスで作らない限りほぼ不可能。※吊り戸棚は壁では無いとのこと。

しかし全て25cm離れるような作り方をすれば特に問題なく、アイランドキッチンなら難しくない規定である。次ぎに・・・

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