昨日に続いて今日も高崎市の榛名の家へ・・・。昨日とあわせ2日で車で1000kmの移動距離となる。
先に中間気密測定の結果であるが、
0.27、0.29、0.29cm2/m2となりアベレージで0.3cm2/m2となった。いつもは気密に手間のかからないFP工法をされるという福田建設さんであるが、とても立派な数値である。
大きな吹き抜けの窓も「緑の家」らしい。冬期日が差さない新潟県の「緑の家」でも同じような窓があるが、それは明るさを確保するため。榛名の家のこの大きな窓は、明るさだけでなく冬の日射を取り込み出来るだけ暖房を使わないようにするため。同じ窓なのにこちらは用途が2つある。
そして「緑の家」らしい杉の窓枠と戸枠が現場に搬入されている。これを無塗装で使うため、仕上げはカンナ仕上げとして艶をもたせている。
一度このツルッとした仕上げに手で触れれば、塗装なんてものをかけたいと思う人はいないはず。それほど赤子の腕肌のようなキメ細かい杉の表面。顔などはヒバのカンナ面がそれに近い。
床も貼り始められている。紙一枚を挟んでいるが、この季節はこの配慮がいるかどうかは職人さんと材料次第。外壁には必要だが私は冬以外の室内ではいらないとみている。こういった技術者同士の見解は面白いし、仮にどちらかがより正しくても大きな問題にならないはず。
ところで建設会社さんとの会話で・・・COVID-19による自粛が大きい群馬県では、日ごとに自粛に対する不満が大きくなっているとのこと。なぜなら自粛しても、国や自治体から補償はされずほぼ見放されているから(200万補填されても家賃だけで終わる所もある)。休業や自粛して営業時と同じ報酬を補助してくれるなら、皆心配などしない。中には同じ額なら喜んで休むと言う人もいるかもしれないが、現実はそんな手当はない。だから自粛しても入るお金の変わりない職種(大手や親方日の丸)の人は自粛でよいと思うのだろうが、サービス関連の庶民は・・・もう「苦しい」とのこと。
話は変わるが・・・
読者さんから薦めて頂いた「スズメバチの巣の撃滅」を購入した。この商品は発売されて間もないが、発売時賛否両論というより激論が交わされたらしい。それはこの薬が巣ごと簡単に撲滅できるので、自然形態を変化させてしまうのではないかというもの。
私は・・・
近年は人家に巣をつくらせないような煙の出るような薪による日常の煮炊きを現在行わなくなったため、スズメバチの巣が人家に近くなったことは明らかである。残念であるが昆虫であるスズメバチとの共生は難しく、人命・・・特に弱者(子供や老人)が被害を受けることも多いので、この商品使用はやむなしと思う。仮にこの商品を使わなくとも人家に巣が作られれば撤去する事に変わりは無く、撤去とは巣ごと撲滅する事である。スズメバチは山奥をテリトリーとし、人の縄張りに入ってほしくはない。
多分反対される方は、男性の親指ほどのオオスズメバチと対峙した経験が無いのだろう。仮に一匹でも1m以内に近寄って来たときの羽音は、背筋が冷たくなる程の恐怖を感じる。よってこの商品を使う事に迷いはない。