新潟市白山浦の家 完成間際1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この迫力・・・現在版の大柱と梁と鴨居。いずれも杉で大柱は赤みの心材となる。

キター って感じの大柱と鴨居。現代版の田の字プランである白山浦の家が完成間際である。

田の字プランの南側の明るさと、大柱の後ろになる空間の少し光量の落ちた部屋との差が良い。

白山浦の家で教えられたこと・・・。

それは、

時には明るい空間だけの「緑の家」でなくとも良い・・・

とのこと。

白山浦の家では基本設計のほとんどを建て主さんがスケッチして、それを私が構造的な裏付け、材料に無理がないかをチェックして実施案とした。当初の実施案では窓がもう少し多くあったが、建て主さんからはそんなに多くの窓は要らないとのことを言われ・・・減らした。また勾配天井の時によく高窓を設ける事が多いのだが、それも必要無いとのこと。

出来てみると・・・その理由がわかる。この白山浦の家では明と暗があり何か昔の民家のような光環境となってとても落ち着く。

南側の眩しいくらいの明るさと、田の字プランの奥である手前の空間は落ちついた光量である。

しかも・・・「緑の家」の定番色のオフホワイトの内壁と木のバランスがいつもよりも美しくも感じる。確かに曇っている日は少し暗めの室内になるが、今日みたいに日が差し込むと、明と暗の感じがちょうど良いのである。

奥の部屋は反射光のみの間接的な明るさ。しかしこれが落ち着くかもしれない。

丸太梁など使わず、四角い梁と金物接合で構造的な安定感を担保した現代版の田の字プラン。しかもUA値は平屋故に脅威の0.20w/m2K。そんな超高断熱の「緑の家」が準防火地域で木の家として完成する。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする