榛名の家は群馬県のためいつものような完成見学会ではなく小規模で行う予定である。日時は8月23日(日)一日のみ。もしご覧になりたい方はメイル等頂けると個別にご案内する。場所は高崎市前橋ICから車で20分である。
性能は耐震等級3認定の長期優良住宅でUA値0.28w/m2K、中間気密C値0.3cm2/m2。そして床下1.4mの大収納のある「緑の家」。
今日は完成前のチェックのため榛名の家に伺った。
いつもの関越自動車道の石打辺りの風景は、梅雨らしくかすむ雨雲がかかる。本来なら7月で竣工する予定だった榛名の家であるが、COVID-19の影響というよりは雨が長く続いた事と、外壁のガルバニュームの仕入れが遅れたことが大きい。
今日の現場は運良く曇り空で後半は晴れ間ものぞく良い天気になった。定番のコットンホワイトのガルバニュームの外壁は、今回釘ではなくビス留め。これはこれでしっかりと固定され、拙宅でも採用しているくらい私は好きであるが、釘留めの方がよいとのご要望が多い。
しかしSUSビス留めは今後の選択肢として薦めたい。群馬ではこの折り形状からビスは一溝ごとにあるが、新潟県などの折り形状なら二溝ごとで良いと思うし、そのほうが手間がかからない。
榛名の家の内部では・・・
一体型のダイニングテーブルが計画されている。その形は以前新町の家で採用したあの一本足のテーブル。
そして大胆な南側の大窓。
廻りが畑のため、窓によって切り取られた田園画となる。
夏は日本一暑くなる地域を含む大陸性気候の群馬県で、夏の空調は大きな課題。超高断熱である「緑の家」では、日射さえ遮ればわずかな冷房能力であれば十分。そこで個別にエアコンを設置する事もなく、また戸を閉めきり個別空間でもメンテナンス簡単なCFによる空調を計画。エアコンは露出形としてメンテナンスを重視する。
「緑の家」の天井高3.6mある玄関ホールにある床下収納への入り口が隠されている。
ところで・・・榛名の家に向かう街道にあるこの道路脇の看板、どう思いますか?
運転手(大人)に呼びかけていると思うが、「検温しよう」、「発熱運転×」、「時差出勤」。いずれも群馬県が掲げているが子供じゃないんだから熱がでたら自分で判断して運転しないし、体温だって自己判断でわかる。