otomo vie centでは彼岸花が終盤を迎えているが、道路に面した花壇では30mに渡り一列の柵を作っているようだ。実は彼岸花は・・・
種が出来ない植物だとのこと。だから増えるには分球という方法になり、人の手が介在しないところではこの花は見ることはないらしい。この点はバナナとおなじような形態だと思えば良い。分球か挿し木の違いである。彼岸花もバナナも人と共にある。挿し木と言えば・・・
otomo vie centには柿の木が3本あるが、一番正面のにある柿は同じ木から形の違う実がなる。先のとがったかたちと平べったい形の柿が同じ木からとれる不思議。当然味も違う。
先のとがった柿の半数は不完全甘柿で、残りの半数はある程度熟さないと甘くない。一方平べったい柿は熟さないと甘くないが、渋柿でもない。渋柿の幹に甘柿の枝を継いだのではないかとの見解。
不完全甘柿にはこんな黒い点々が出来ているが、不完全甘柿でない方は、同じ形でもつぶつぶが少ない。不完全甘柿はこの黒いつぶつぶで甘くなるとのこと。
上のカップの3種類の柿は全て同じ木から取っているが、味や食感は全て違う。やはり不完全甘柿の食感と控えめな甘さが好みで大好きである。この不完全甘柿や完全甘柿が沢山出来る事を期待する。
実りの秋は豊かである。裏山に自生していると思われる栗の木からも、イガが勝手に落ちてくる。
拾ってイガから外す。数時間水に浸してから20分ほど七輪でゆでる。小ぶりなのでむくのが大変だが虫食いがほとんどない。
味は・・・濃くクリ独特の甘み。
柿にクリと秋の味覚を満喫しながらリノベーションの手伝いをしているが、近所さんとの距離感、裏山、電車など面白い場所である。これで井戸があればほぼ完璧な嗜好環境と思われる。