富山県の高岡赤祖父の家 
  防水検査

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昨日、富山県高岡市に建設中の赤祖父の家の防水検査などに伺った。窓のガラスの選定にタイムリーなことだったので紹介する。

見てのとおり・・・、東面のガラスの色が違うのがよくわかる。

1階と2階の窓ガラスの色が違う。これは日射取得型か日射遮熱型かの違いが視認できるように。

2階の左上は個室になるので個別に空調機がなくCFによる空調である。このためガラスは夏期の冷房負荷が増えないように日射を遮熱するトリプルガラスとなる。この時シャノンさんのガラスはグリーン色が標準。一方2階の右側の窓は、2階でも吹き抜けとなりその空間に空調機が設置されているので、日射取得型のトリプルガラスを選んである。富山県でも2月は晴れが多くなってくるのでこちらは日射取得。1階窓は左右ともに家族の間であり、空調機が直接あるので日射取得型となる。

こちらは吹き抜け側なので日射取得型を選んでいる。但しいずれも簾設置が条件となる。

当然簾設置は必須で有り簾があるおかげでこれだけ大きな窓を設置出来るのである。簾がなかったら暑くて大変になる窓の大きさである。このように窓の種類選びはその空間の用途とエアコン等の空調機の直接設置有無で決定している。

材料サンプルも現場に揃い、無垢無塗装の木のでつくられる柔らかい室内空間が既に想像できとても楽しみである。

防水検査はほぼ問題もなく終了・・・。気密シートの工事に取りかかっているが

・・・

何かちょっと違う・・・

気密工事が行われ始めた2階の天井。下地の入れ方は地域性があるが、気密工事には地域性はなくてよい。基本に忠実であることが長期の気密維持となる。

世の中では普通に行われている施工方法でも、「緑の家」の気密工事は兎に角、基本忠実なことが大事だと思っているので少し改善して頂くことになった。快く改善を受け入れて頂いたので大変ありがたい。

「緑の家」の気密工事に関する基準はもしかしたら厳しいのか・・・そんな事はないと思う。下地上のタッカー穴はOKだし、C値0.1以下を常に目指すこともなく、温熱環境(換気含む)に悪影響を与えない0.6以下でOKとしている。それでも実績は平均でC値0.3cm2/m2になっているから、大工さんを筆頭に関わる職人さん達に感謝したい。

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