富山県高岡赤祖父の家 中間気密測定とホワイト

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事務所定休日の昨日の月曜日、赤祖父の家で中間気密測定が行われた。当初は検査に合わせて伺うつもりは無かったが、なにか胸騒ぎがして休日返上で立ち会う事にした。

気温が高いときの揺らめき輝くような空気感は独特だと思う

高岡市の最高気温は14時頃の34~36度・・・。ちょうどその時に現場にいたが、新潟県の平野部と違って風があるので日陰にいればなんとかなるような暑さ。一方三条や長岡、寺泊では風が吹く事が暑い時間帯ほどほとんどなく、同じ北陸で同じ気温でも相当体験は違うと感じる。そういえば千葉県も暑くなるが風はいつもあるので日陰ならしのげると昨年の船橋市の現場でそうで思った。

寺泊のアメダスデータ。標高44mと高台にあるポイントが測定点だがそれでも風はない。
標高9mの富山市でも風は4から5m/Sあり、風をほほで感じる。

しかもこれを書いている9時には36度越と・・・この時間、日本で一番高い気温となっている三条市は異常な街。しかも風も2m/sとほとんどない。

今日の9時30分の気温。本州では一番の暑さである36度を超えた三条市。

前置きはこのくらいにして気密測定だが・・・

気密測定中は窓が全て閉じられ風が遮断されるので「暑い」・・・。

当初・・・

「C値は0.7cm2/m2です」

との測定員の声。

「ん・・何かふさぎ忘れた所はないの?」

と色々な貫通穴を確認すると全部ふさいである。

これはまずいと思い始めたときに、同行した事務所スタッフMAが

「2階のトイレ天井換気扇から空気が入っているようです」

とのこと。測定員に訪ねると

「そこはふさぎ忘れた」

との事で150Φの穴があいたままだった。

再度2度繰り返し測り直すと2度とも

「C値は0.21cm2/m2」です。とのことで、ほっとして終了。

胸騒ぎはあたり、現地で立ち会えたからこそ直ぐに気づき問題なく気密測定は終了した。直ぐに見つけてくれた同行スタッフA(こちらも休日返上)には感謝である。

今回施工の石原建築さんは多分気密測定は初めてであり、当然本格的な高気密住宅は初めてとなるはず。にもかかわらず一棟目で0.2cm2/m2という超気密施工を行う事が出来る。ここがいつも申し上げている・・・

「高気密施工が初めての工務店さんでも設計と監理がしっかりして、コンセンサスがとれれば間違いなく0.6cm2/m2以下は達成出来るので、施工会社を決めるときには高気密施工を行ったことが無くとも全く問題ない」

なのである。

次ぎにホワイトのことであるが、

サッシの枠の白とほぼ同じ色味のガルバニューム鋼板のコットンホワイト。

「緑の家」のガルバニューム外壁の時にはこの「コットンホワイト」が半数以上を占める。現地でご覧頂ければわかりやすいが、この微妙なコットンホワイトの白がとても良い。

TVのアンテナも、雨樋も、パラボナアンテナも白を指定するとこの外壁のコットンホワイトとほぼ同じホワイトなのである。しかもサッシの白もコットンホワイト色であり綺麗に統一されるのである。車で例えるとわかりやすいが白と言ってもレクサスの真っ白からワンボックスバンなどのアイボリに近い白まで多種あるが、このコットンホワイトで建築設備系は統一されているかのように同じ白になる。エアコンのスリムダクトだけがちょっと真っ白に近い白だろうか。

白は特別な色・・・だから「緑の家」定番となっている。

換気扇フードだけは白がないので多くは特別に塗ってもらう。ちなみにシーリングの白もほぼ同じだから、家全体が白で統一される。

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