富山県高岡市 赤祖父の家 完成前チェック

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今週末完成検査をする高岡赤祖父の家の完成前のチェックに伺ってきた。

ご案内しているとおり、高岡赤祖父の家の内装は、北欧パイン材でほぼ統一される。造り付け家具を含むキッチン壁、天井、そして床も北欧パイン。その統一感はなかなかのもの。

キッチンに立つと家族の間、ウッドデッキバルコニーを通して公園へと続く。ペンダントライトも北欧デザイナー品。

「緑の家」の内装はよく優しい感じがする・・・と言われる。私もそう思う。

わずかにクリームがかる白の内壁と木としては比較的柔らかい針葉樹(杉、ヒノキ、松)の多用。色味は極力抑え、持ち込んだ家具や什器、花、小物で飾ることが前提。そして一昨年から始めたメンテナンスに優しい配慮を設計に取り入れている。例えば階段のこの壁のでっぱりは・・・

あるものを設置するための細工。一年に一回もしくは二回しか使うことがないかもしれないが、それでもあると安心感は格段に上がる。

設置前の写真

下から見あげるとわかりやすいかも・・・。

このでっぱりにあらかじめちょっとだけ細工した板を載せると・・・

設置後の写真。

そう、もうお分かりだと思うが、階段の上にエアコンのメンテナンス足場ができる。

エアコンはこの足場から1.8mくらいのところにあるので脚立など必要とせずにメンテナンスが可能。

ここしかないという場所に設置される冷房用エアコン。

赤祖父の家の冷房用エアコンの位置はここがベストだと思えば階段上につけることも選択する。そのための足場とメンテナンスしやすい高さも同時に計画する。高さが低くなったことで湿気除去効率が落ちないようにカバーも計画している。一方冷房用エアコンはほぼ50%の確率でドレンつまりが起こるので早期発見のため隠ぺい設置は避けたい。この位置なら早期発見は無論、もしエアコンから水漏れがあった時にはこの台と設置高さなら困ることはないだろう。

さて肝心のチェックだが、初めての「緑の家」の施工にも関わらず石原建築さんの施工はほぼパーフェクトに近い。細かい点では多少あるがよい仕上がりと読み間違いのない造作である。

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