今年で通風を信じる人がほとんどいなくなるだろう

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8月上旬は全国一の暑さとなった事務所のある三条市。とあるネットニュースから。

昨年と一昨年の建築学会の論文は、住宅においての換気だけでなく通風(窓をあけて外気を入れる事で涼をえる行為で換気とは別物)の研究発表も盛んに行われていた。しかしここ数年の暑さと数々の体験から・・・もう一般の住宅地では通風で涼をとろうなんて夢の夢・・・というよりもう戻れない快適さを味わったので無理だろう。

先日昼食のため立ち寄ったファミレスで聞こえた会話。

「この暑さでとうとう冷房をつけたまま寝ている。それでようやく眠れる。やっぱりエアコンはいい」

と年配の方が同じ年配の方に言っているのが聞こえた。すると話しかけられた方も「窓をあけても熱い風しか入ってこない・・・云々」

の会話が聞こえてきた。一度冷房の味をしめると元には戻れない。特に若い世代は既に窓を開けることはしないし、エアコンのつけっぱなしに何の抵抗もない。

39度の中、家丸ごと汗一つかかず快適。真夏の通風はこんな海沿いでも必要無し。

実は昨年と一昨年の建築学会の論文では、コロナ禍でもあって窓開け換気(ほぼ通風状態)を行いつつ冷房を効率よく出来ないか?等の無意味とも思える研究の発表が私が知っているだけでも複数あった。しかしそれはやっぱり形だけ。コロナ禍が終わった最近の情勢に耳を傾けると、ほとんどが家丸ごと冷房する視点に向かっている。暑い時期も窓開けして(通風)空調をするというばかげた行為を推奨している話は聞かない。これは昨今の電気料金の値上がりも大きく影響している。つまりホントは冷房してカラッとした空気は好きだけれども、専門家が窓開けしても冷房出来るよといっているので、それを信じていた人も一定数いたし、コロナ禍だから仕方ないとあきらめて何も考えずに実行していた人も多い。しかし電気代が3~6割も上がったことで本音がでているのだとう思う。朝五時に近所を歩くとほとんど家で窓は閉まったまま・・・エアコンを稼働させている音だけが響く。

私は当然それで良いと思う。これが現在の日本の文化なのである。仮に今より暑かった鎌倉時代にエアコンがあれば皆それを使って「家は夏をむねとする」という有名な言葉は「夏はエアコンをむねとする」になっていただろう。

ところで新潟県では台風被害がほとんどなく風も弱いまま。スマホで見ると佐渡で守られていて風が吹きにくい地形のようだ。

新潟県の中越沖合だけ風が弱いことがわかる。

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