平屋で超横断熱UA値0.17w/m2kで耐震等級3、完成気密0.2㎝2/m2とスペックは最高の「緑の家」であるが、あえて勾配天井はしないで無難を追求した「緑の家」となる。勾配天井では梁等が露出すると埃がたまり掃除が必要となるため、最も掃除の必要がない間接照明と平らな天井とにしたが、天井高さは2.6mと高い。
日本の美である紙障子の柔らかい日差し・・・。無難を目指す「緑の家」の紙障子は事務所設立以来全てに設けている「上下のスリット」がある。このスリットで窓の表面結露を防止する。
「緑の家」の無難なインテリアは10年先を見据えている。例えばこの腰掛けの背の部分。白壁では傷がつきやすく10年後には黒い傷が目立つ。そのためこのコルクにすれば腰掛けたときに出来る傷はほとんど目立たない。同じような考えでは窓枠が木の4方枠だったり、木の角あてだったりする。