日常のエネルギー費用アップから見たソーラーパネルとガルバニューム屋根

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2024.05.03緑字加筆

ご存じだと思うが、電気代の再エネ賦課金が今月から2円/kwhアップし、来月からは電気代が一律3円/kwhアップし、合計5円/kwhアップする。私と法人で東北電力さんと5契約あり、その使用電力量は大きいので影響は甚大で他人ごとではない。特に再エネ賦課金(いわゆる太陽光発電に伴う負担金)は直接の恩恵(自身でFITを利用している)を受けていないと腹が立つくらいだと思う。

そこで新築をするにあたり太陽光発電を載せるかどうかを悩むと思うが、再エネ賦課金を払いたくなく、払っても最小にしたければ初期投資(太陽光発電設置)を行う選択をすることになる。一方電気代=エネルギー問題は国家の最も大きな方針であるが、このまま円安が進むと否応もなく国民の負担が急激に大きくなるだろう。海外資産である程度保持している人は、円安でも円高でもたいして変わらないと思っているだろうが、国(正しくは国民)が相対的に貧しくなればこの住みよい日本を維持できないことを想像すると・・・。

さてソーラーパネルとガルバニューム屋根だが・・・

先日下のブログで太陽光発電は設置金物にリスクがあると伝えていたが、

10年以上超高断熱高気密住宅に住んだオーナー談。その2 太陽光発電パネル設置のリスク
これは雪止め金物の設置跡。当然素材は太陽光発電パネルの設置金物と同じどぶ付け亜鉛メッキ。 先日ご紹介した新潟で標...
沿岸部から25㎞の三条市でのこと。

大手鉄鋼メーカーのホームページにも上がっており、この問題は既にスチール業界では当然のことになっていると思われる↓(同ページの下に写真有)。

https://www.jfe-kouhan.co.jp/products/mechanism.html#:~:text=%E5%90%B8%E7%9D%80%E9%87%8F%E6%8E%A8%E7%A7%BB-,%E8%BB%92%E4%B8%8B%E8%85%90%E9%A3%9F%E9%98%B2%E6%AD%A2%E7%AD%96,-%E2%97%8F

つまり屋根の上には何もないのが理想的であり、特に沿岸部(海岸から4㎞以内)ではそのリスクが高くなると考えるのがよい。瓦やコロニアル、スレートでは穴あけのリスク、ガルバニューム屋根では設置金物面(亜鉛メッキ)の錆のリスク、それらを踏まえてトータル的に判断すればよいだろう。雪国では逆に雪止め(亜鉛メッキ)は必須な設備だからその上にソーラーパネルが乗ってもリスクが新たに発生したことにはならないのが、ソーラーパネルを設置しにくい地域での皮肉である。

鹿島市の家のソーラーパネル設置ではアルミ(アルマイト処理があるかどうか不明)の引き抜き材が屋根面との接触金属であった。亜鉛メッキよりよいのだろうか。

そういえば鹿島市の家のソーラーパネルはアルミのパーツだったが、この材質との異種金属による錆の発生はどうなのだろうか。もし異種金属同士が原因の錆がアルミなら発生しないとすると、雪止め金物にも使えることになるのか。

と思ってもう一回リンク先の鉄鋼メーカー HPを見ると、亜鉛メッキやアルミは比較的問題が少ないような文言があるが、雪止め金物の錆びたところはガルバニュームにドブ亜鉛メッキである。となるとやはり10年という時間経過ではやはりリスクがあるということだろう。

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