otomo vie centリノベ その10 明け方と電力

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現在の日の出は7時頃。この写真はその20分前に撮影している。いつも紹介している新潟の青光の冬、雪で覆われるとまさに青の世界。

右は電柱の外灯でわかるが右は間違ったホワイトバランス。蛍光灯の外灯はこんなに黄色くない。

最近のスマホ写真は勝手に補正されてしまう事があり、ホワイトバランスも自動補正され本来の色から遠ざかることが稀にある。特にこのような明け方はオートホワイト補正するとたまに右側のような普通の色になる。雪は白い印象があるので、これでよいと思ってしまうと、雪の朝の息をのむような静寂が伝わらない。実際これだけ雪が積もると、雪に吸音されいつもとは聞こえ方がちがい無響室のようになる。

日が昇ると雪は雪らしく真っ白さをみせる。

田んぼの雪煙があがるほど気温がさがり、人は暖房した家内で過ごせるが他の生物にとっては生死をかけた厳しい世界である。

昨今その暖房方式が灯油などから電気(エアコン)に変わってきており、下図のとおり、北海道と東北を除く今年の冬の電気の予備率が3%台までになって過去最低予備量となる見込み。

北海道と東北電力管内では、いまだ暖房は灯油が主力なので冬期の電力問題はまだ余裕がある。それ以外の地域は従来真夏の電力逼迫こそ聞かれたが、冬期も電力が逼迫する時代になっている。当然otomo vie centのアトリエ棟2階部分の暖房はエアコンである。エアコンが24時間運転され部屋を24度に維持してくれる。もし電力が供給より需要が大きくなり停電となったら・・・と考えると高いリスクの暖房方法であるが、今の時代エアコンではなくとも電気は必要不可欠。

一方脱炭素という御旗で本当にEV車が多くなったときに、果たして電力はたりるのだろうか。誰が考えても今の発電所の能力では足りるはずが無い。以前当ブログでお伝えしているが、政府の目標としている2030年のEV車販売台数から見ると大型原発一基分の電力が不足することになる。原発は今後順調に稼働するとはかぎらないので、火力発電所2つくらいは新規に必要となるが、実際の発電所の長期計画はどうなっているのだろう。

冬期の電力が逼迫する理由は、テレワークの普及もその一つかもしれない。もしそうならトータル的に考えて当面はテレワークの方が余計なエネルギーを使うと言える。テレワークが完全に定着すれば、通勤が無くなり電車の本数も減り、オフィスも小さくなるのでそこでのエネルギーは削減されるだろうが、今は過渡期。オフィスも電車も従来通り動いている中、家での電力も消費しているので全体のエネルギー消費量が増えておりそれがこの冬の電力逼迫を招いているのではないかと思う。

とは言っても・・・

家の外灯はつけていてほしい・・。今はLEDなのだからその消費電力はごくわずか。この光で町全体が煌めいていた高度成長時代のように・・・と思っている。

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