エアコンは6年以内で壊れると想定することが重要

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スローリークを起こしたエアコン内部。腐食がひどくこれで3年目。

悪夢のスローリークの問題から早8年くらいになる。未だエアコンは壊れる設備機器として最も信頼がおけない。この1週間で3件のエアコンが壊れたの連絡を受けた。

昨日伺った築40年以上の家では、「national」と表記されたエアコンが動いている家の中で打ち合わせをしていたが、この頃のエアコンは頑丈で20年くらいは動く。otomo vie centの離れ棟のエアコンも同様に「national」であるがすでに30年もたっているが今でも十分冷房がよく効く。
一方2015年以降生産されたエアコンはとんでもなく早く壊れる。2012年から2014年前後にエアコンメーカーに何があったのだろうか。
特にひどいのは2014年から2020年頃のエアコンは4年以内に50%以上の確率でスローリークの故障をしていたので冷房用のエアコンは常にメンテナンスがしやすい位置に設置しているし、可能な限り6年前からバックアップエアコンを提案している↓。

予言・・・冷暖でエアコンはバックアップが必要になる。
昨年にはっきりとわかった国内家電メーカーの家庭用エアコンに対する姿勢・・・。 先日案内したとおりエアコン室...
吹き抜け上部の空気を吸い込むことと同時にメンテナンスを考え、エアコンを囲いつつ簡単に外せる板で覆う。意匠も壁材で統一した事例。

一方効率を考えるとやはり吹き抜けの最も上部とかになるので、その時はオーナーさんでもメンテナンスできるように足場板も同時に設置計画することを2020年から始めていた。

足場板が取り付くように壁に出っ張りを設け、厚板を渡せるようにした事例。

また私が6年前に予想した通り床下用エアコンも5~6年で壊れる。これは下の通り以前予想したとおりで・・・

蓄熱式の床下エアコン暖房の実例 その2 エアコンの寿命を考察
「緑の家」では床下エアコンを蓄熱で使う事も以前薦めていた。 これは蓄熱で使うと深夜電気の割安時間に多く使え...

メーカーの設計寿命からマージンを見ても6年くらいで壊れると予想していたがほぼその通りになっていることは良いのか悪いのか。それでも10年前から床下用エアコンは、取り換え時期に簡単に新たなエアコンを設置できるように、エアコンを囲うことは最小限度として計画。5年前からは上部板を固定せずさらにメンテナンスを簡単に考えている。

床下用エアコンは箱をかぶせたりしてあるだけで、簡単にアプローチできる設計を採用しては早6年。しっかり囲うと故障した時に手間のかかり出費も多いことになる。

設備は壊れるがさすがに最近のエアコンの短寿命には驚かされる。事務所で使用している下のエアコンは、冷暖房をいっぱい使っているにもいまだに故障知らず。当然スローリークとは無縁。

すでに12年間故障知らずのエアコン。この頃のエアコンはすごい耐久性。

10年で確実に壊れないとエアコンメーカーが売れなくて大変というならSDGsを支持し掲げることをやめてほしい。エアコンとしては最も過酷環境条件である自動車用であっても、しっかりした設計のためか10年以内で壊れるエアコンはほとんど経験がない。

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コメント

  1. 古川 より:

    「日立、家庭用エアコンの製造から撤退へ-空調合弁を独ボッシュに売却」とYAHOOニュースに載っていました。
    本ブログを参考に白くまくんを愛用しておりますが次回の買い替え時にどのエアコンを選べばよいか早くも悩みます。

    • Asama より:

      古川様

       コメント及び情報をありがとうございます。

      とてもショックで考えたことすらなかったので、ただただ残念です。