新潟の住まい 自然素材の家とエアコンマニアから 2010年夏モデル②

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2010.05.24緑字加筆

Dscn7741集めました。この夏のエアコンカタログ。

 

さて発表です。2010年のお勧めエアコンは・・・

第一位
パナソニック CS-X220C

第二位
日立 RAS-S22Y、三菱 MSZ-ZW220

第三位
パナソニック CS-HX220C

です。

なんとパナソニックが2機種もランクインです。
理由は下の表をご覧ください。

1クリックで拡大します。

まず6帖用機種で選定してます。これは現在の高気密高断熱住宅であれば、6帖用の2.5KWの出力があれば30帖くらいまで暖房できます(実用範囲は24帖程度が効率が良いと思います)。
時々チラシに「エアコン一台で暖房可」と自慢げに謳っている住宅会社がありますが、一台で暖房すると負荷が多くかかりCOPが相当悪くなり同じ暖房でも電気代があがります。表の低温COPを見て頂くと定格の半分になる事がよくわかります。更に温度ムラなどできます。可能な事と奨める物は違います。低温COPとは外気が2度の時のそのエアコンが最大出力(約4Kw前後)時のCOP。低温でも定格以下で50%くらいまでの出力ではCOPはこんなに下がらない。だから真冬時で外気2度の時はエアコンを数台で運転して一台当たりがより低い出力で分散運転するとCOP(効率)が上がる。これがオーブルが「数台で運転してね」という理由。

6帖用でも一機種調べる事でそのシリーズ効率特性がよくわかるので、この大きさのエアコンを調べました。
シリーズとは・・・イチメーカーで通常複数のシリーズを価格別に販売してます。一番価格高いシリーズはフル装備でかつ効率(COP、APF)もトップです。

まず全体の省エネトップは寸法フリーのパナソニックCS-HX220Cです。APF及び暖房COPでも最高です。但し価格も他の機種の1.5倍もするので第3位としました。でもあくまでも省エネトップに拘るならこちらです。

すると第一位は寸法規定のパナソニック CS-X220Cです。APFこそ2位ですが暖房時COPが6.4と検討しております。APFが寸法規定の第一位の三菱 MSZ-ZW220は新潟県ではとても重要な暖房時COPが5.5と極端に悪く、何か相当APFだけをあげるためにセッティングしてあるようです。従って第二位です。但し関東のような温暖地では第一位になってもよいでしょう。
三菱のMSZ-ZW220と同じく第二位は日立 RAS-S22Yです。暖房時COPやAPFもトップクラスで安定感があります。
第三位は先ほどのパナソニックの寸法フリーで省エネトップのCS-HX220Cです。あまりにも価格が高いので三位です。

一昔前省エネトップ常連だったの東芝さんの大清快は、その暖房時COPの高い事設計思想(デュアルコンプ)や付加価値(見える表示)で昨年度ランクインしていたのですが、今年はあまり代わり映えしない事と、最小出力時のCOPが極端に低いのでランク外となりました。残念です。

ちなみにこれは当事務所のエアコンマニアの浅間が勝手に順位をつけています。よって新潟県の気候で高気密高断熱住宅で使用される事が前提です。

さらに補足説明すると、各社エアコンの暖める&冷やす以外の機能(付加機能)を色々アピールしていますが、エアコンはまずその基本性能が肝心ですので、基本性能でランクづけしました。付加機能部分は趣味程度でお選びください。

あと超高気密C値0.3以下を目指すなら、この表の掃除方法が◎の所を選ぶ必要があります。○では外壁に直径2.5cm程度の穴が開いているのと同じ状態です。ドレンは最悪トラップで気密維持できますが、掃除用排気管は気密維持不可能です。そう考えると日立のRAS-S22Yは超気密の場合は第一位ですね。この部分がエアコンマニア的考えです。

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コメント

  1. オーブルの浅間です。 より:

    宿題の東芝製221PDRですが・・・
    メーカーに聞いたところ
    「技術データなので公表できません。ご容赦願います」とのことです。「最小出力時のCOPは4.44に間違いない」とも言ってました。
    残念ですね。そんな暖房出力0.6kw時のCOPデータが大切な技術データとは思えません。もっとエアコンについてはオープンなデータ開示をお願いしたいと思います。それによって効率よくエアコンが使えるはずで、結果日本の消費電力が少しでも下がるはずですし。 
    実はそんな内容で学位論文を書いたのです。エアコンメーカーのCOP公開がないので実測し外気温と部分負荷とCOPのマトリックスを造り、それを負荷計算した住宅と組み合わせ、その機種において最適な台数を提案しようよ!という論文でした。

  2. オーブル浅間 より:

    ikeda 様
    ご投稿ありがとうございます。
    鋭いご質問に感謝いたします。
    おっしゃるとおりの事も考えられます。来週東芝に聞いてみます。
    すみません当方の情報が古いようで・・・。日立の最新機種はRAS-S22Zになりましたね。確かにこの表記ではCOPは2と読み取れますね。こちらも来週調査してみます。
    さて、パナソニックが最小出力が0.6と他の機種より高めです。これを下回った時の出力時には、ON、OFFの断続運転が始まり効率が下がります。この下がり巾は各機種で違いますが、JISには平均的なダウンの推測計算式があります。
    CS-X220Cの場合最小0.6KW:定格2.5KWの部分負荷率(0.24)
    COP(X)=COP(0.24)*(1-0.25*(X/0.24))
    ここでX=0.2/2.5=0.08・・・部分負荷率
    COP(0.08)=2
    これは東芝の最小出力の4.44より相当悪いことになり、APFが東芝の方が良くなるはずです。が、COPもAPFもパナソニックの方が良いので矛盾します(現在のAPF推定負荷ではここまで低い出力はない事と、デュアルコンプはAPF計算式が違うためか)。
    もともとAPFはJRA(JIS C9612)の推測式で、やはりCOPが実測値であるので実測値のCOPが全て一位のパナソニックが良い事にはかわりありません。ただこのくらいの差は実用上殆ど変わりないばかりか、最小運転が多い場合は、東芝の方が良いと考えられます。例えばQ値2の6帖を暖める時というマンションでありがちな場合。もしその狙いの開発なら東芝さんは凄いですね。
    いずれにせよikeda 様の鋭いご意見に感謝します。 もしかしてikeda 様もエアコンマニアでしょうか?(笑)

  3. ikeda より:

    はじめまして。
    エアコンの買い換えを考えているものです。
    教えて頂きたいのですが、
    東芝の221PDRについて
    >最小出力時のCOPが極端に低いのでランク外となりました。残>念です。
    と書いてありますが、これは、最小出力が0.2kwまでしぼれることや、デュアルコンプであることの関係ではないでしょうか。パナソニックの機種は、最小出力0.6kwですよね。東芝の0.6kwでのcopはどうなんでしょうか。
    また、日立は現在のカタログではRAS-S22Zしか載っていませんが、この機種は最小出力0.2kwにたいして消費電力は100wです。つまり、COPは2。比較表にあるRAS-S22Yは、最小出力はいくつでしょうか。
    どうも、最小出力を0.6から0.2kwに絞れるようにするところでCOPの大きな低下があって、0.6kwのところでは各メーカーとも余り変わらないのではという気もするのですが。
    その辺のところをご存じでしたらお教え下さい。
    私としては、日立や東芝にに目を付けているのですが、最低出力時のCOPが低いので、???とためらっているのです。