日射遮蔽の有効性は10年以上前、様々な論文でも紹介している。真夏では日射遮蔽が夜間通風より効果があるとの根拠になったのは恩師のラボであるこの↓論文である。
今から10年以上前の論文・・・。
そのころから「緑の家」では日射遮蔽に力をいれており
上の感じで既に簾と簾受けを標準としていた。
通風での事はやはり通風第一人者である恩師ラボのこの↓論文。
既に通風の限界を見切・・・
日射遮蔽の位置や素材、色などの論文はこちらにで紹介し↓
外付けブラインドが最も優れている事や、内付ブラインドであっても外付けロールスクリーン並みの日射遮蔽効果があるとのご紹介。外付けブラインドの色は水平と45度では暗色のほうが遮蔽効果が高いとの事で、当事務所や伊達の家では暗色系のスラットをチョイス。
最近の樹脂トリプルサッシでは日射遮蔽ガラスを使うとη値(日射進入率)が0.24が普通である。つまりガラス単体で0.24まであがっているなか、外付けブラインドを使えばη値は0.1以下になるし、簾であってもある程度の時間はη値が0.1付近にすることができる。日射遮蔽はやる気があれば意外と簡単なのである。↓は周囲が開けた環境のため通風で過ごそうと考えていたにも関わらず、全館空調になった「緑の家」である。
スタッフMのTEXTが主となった今回のシーリズ6連載は終了。簾の良さが改めてわかった人は、来年から簾を外部に設置し自身で体験し評価してほしい。またコストが掛けられる方は外部ブラインドの導入もお考え頂ければと思う。そして新たに紹介した日射遮蔽であるターポスクリーンも気持ちよい。
コメント
先ほどのコメントの訂正です。
千葉県内、断水も発生していました。
ガスには大きな被害が出なかったようですね。
我が家でも「簾」をさらに活用したいと思っています。
室内側に吊り下げると逆効果になることも参考になりました。
試してみようかと思っていましたので・・・。
「ターポスクリーン」も見た目の良さに惹かれます。
以前は「オーニング」にも関心がありましたが、
風に弱い+初期費用で導入を見送りました。
台風15号による千葉県内の被災地が大変なことになっていますね。
停電しているけれどガスと水道は使えているようなので、
「ガスエアコン」を設置されている(少数の)方は
酷暑をしのぐことができそうです。
太陽光発電パネルを設置されているお宅の被害状況は?
停電時に発電パネルや蓄電池が役立っているのでしょうか?