新潟市白山浦の家 完成4 
  魅惑の使い勝手の床下

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
床下内は設備類の設置として最もふさわしいと感じる。メンテナンス性が最高である。

「緑の家」と言えば高基礎で床下収納。高基礎は事務所設立時の1998年から全棟100%で採用している。近年9割の「緑の家」で床下高さは最大の1.4mとなっているので、今後床下内に換気扇(ダクトの場合)、分電盤、光ネットルーター類を標準設置するつもりである。

玄関位置がほぼグランドレベルの場合、床下への入り口は上の写真のようにとても入りやすい。小さな蔵が玄関に併設されているかのようだ。

通常床下への入り口巾は700mm程度であるが、ここ白山浦の家では1600mmを確保した。このためこの戸の下には構造補強のため巾300mmせい450mmの地中梁が入っている。

平屋である白山浦の家の床下は一般の家の倍の床下収納となる。どこまでもあるような広がりをみせる。一番奥(左手)にヒートファクトリーが鎮座する。

床下に入って直ぐ右手に換気扇、太陽光発電のパワコン、光ネットのTAとルーター、そして分電盤が配置されている。これら全ては、普通の階上なら場所を取る上にメンテナンスも必要な機器のため、隠蔽は通常慎重におこないつつ見えやすく配置するが、床下内ならどこに設置してもジャマにならない。

24時間換気で第一種熱交換換気システムから伸びる配管もほとんどが床下内で配置され、将来仮にダクトの交換が必要になっても苦労することはないと思わせるほど露出可能。

当然床下内では照明がセットされるので明るく清潔さが保たれる。

一番奥に設置されるヒートファクトリーであるが、300Lを溜め込むタンクの蓋は直径450mmと巨大で、タンク内がよく見えメンテナンスが良好。配管類は下のように如何にもファクトリー的な雰囲気。

A流入バルブ、Bバイパスバルブ、Cメインオーバーフロー、D非常用オーバーフロー、E通気管、F掃除用バルブ、G上水バルブ

ヒートファクトリーも11年に入る。今のところ熱交換器の不具合が一件あったが、現時点でその他問題なく稼働しているようである。5年前から掃除用の水栓も取付けてメンテナンスしやすいようにしている。

掃除用にジェットノズル付きの水栓もセットしている(矢印)。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする