金塚の家 外構植樹立ち会い

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来週4月10日、11日に完成見学会がおこなわれる金塚の家の植樹の立ち会いをしてきた。金塚の家はUA値0.28W/m2Kで耐雪1.2mの耐震等級3という高性能で床高1500mmある。完成時の気密測定では0.2cm2/m2となっている。

木が植えられるとようやく家らしくなる。逆に木が無いと家らしくなくオフィスか倉庫に見えてしまう家さえある。

既に10年くらいおつきあいしている造園屋さんなのでこちらの意図をしっかりくんだ木を用意して頂ける。玄関前の木はとても大事でこの木の樹形が様になっている。とてもこの配置にふさわしい曲がりのある雰囲気のよい枝ぶりである。いつも立ち会う外構であるが、これほど短時間で配置が決まることも珍しい。

今回も家族の間には一本柱がある。やはり良いね、凛とした感じがこの一本で感じられるようにするため柱は2面方向で露出させる納まりとした。

ご希望でマガジンラックのある対面収納がつく。納まりはシビアにして一本柱と絡めて木だけでつくる。

金塚の家は内装がとてもシンプルが故に天井と壁のAEPの表情が素晴らしい。

照明をつけない日中でこのような陰影がきっちりとできる。

照明に頼らない陰影空間を活かすAEPの壁と天井。

そして今回は階段周りにも特徴がある。

玄関から続く階段空間が他の広めの空間に相反しているが決して狭苦しく感じさせないところがよい。

トイレの天井高を低くしても取り入れたいとの希望でできた階段踊り場。手すり壁も意匠工夫で広く感じさせるが安全性はしっかり確保する。

そしてオープン感が突き抜けたコーナーサッシがある空間は、大胆にそして目一杯明るい。

正面の木と左手の木が今回の植樹した木となり近隣からの目隠しも兼ねる。

陰と陽がしっかり配置計画された金塚の家である。ところで・・・これだけオープン感のあるコーナーサッシに何故FIX(はめ殺し窓)をあまり使わないか・・・の理由は今度ブログで説明する。これも無難な家を目指す仕様なのである。

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