構造の安全性確認書類と模型製作の道具

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2025年の4月から一般的な2階建て木造住宅では、確認申請で構造の安全性の確認を行政がチェックする事になった。この為構造計算を行って安全性を確認した旨の証明書を建て主さんに提出することになる。上の書類は確認申請が下りた時の確認済み証に一緒に添付されるもの。

私が複数の建築関係者方に伺った限りでは、仕様規定でなく許容応力度計算による構造計算で確認申請を申請し確認済書を取得する方が殆どである。これはなかなか凄いこと。許容応力度計算は一朝一夕にはいかない。よって確認申請時の設計者以外の人が構造計算をしているケースも多くないはず。誰が構造計算したかは重要なポイントなので、建て主さんは確認済書を受け取ったらその証明書を出した人が誰なのかを確認してみるとよい。

さて、事務所では現在スタディ模型を2つほぼ同時に作成中。

2階建てと平屋と屋根形状も含め対照的な「緑の家」

模型製作に使う定規はスコヤと呼ばれる直角定規だが、以前紹介したと思うが昭和の初めは写真のような木製まで存在していた。

ウェンジだと思われるがアイアンウッドとも見て取れる木製スコヤ。

見た目も細工もよいのだが、実用的ではないのでもっぱらステンレス製のミニ差金を使っている。

スコヤの細工にも見とれるが、それが置いてある天板の杉の無塗装の艶も凄い。

写真を撮影してから気づいたがこの杉テーブルの無塗装の艶が見事に見て取れる。無塗装の杉LOVEである所以。

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