氷点下8.4℃と事務所の不思議

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新潟県の平野部では珍しい氷点下78度越え・・・。

新潟県の平野部では、寒気が上空に来ていても分厚い雲に覆われていることが多いので、放射冷却がおきずに氷点下5度以下になることが殆どない。ところが今日のように冬型でも雲が切れ放射冷却が起こると氷点下7度以下になる。

と言うことは、あの嫌な雪雲も実は放射冷却をを遮っているメリットがあった。まあ元々日本海の湯気を吸って寒気を緩和しているのが降雪現象といえる。

今日の事務所は1000ppm以下の適正なCO2濃度。

ところで・・・2年間悩んでいた事がつい先日解決した。

今日の事務所のCO2濃度は、標準的な800PPM以下に抑えられており適正な労働環境として法に合致している。ところがウイークデイ(月から金)のCO2濃度は・・・

月から金まではこのくらいのCO2濃度になる。1720ppmと表示されている。

1500ppmを軽く超える。

この事に気づいたのが2年前の冬。朝事務所に来たばかりの時には500ppmで、9時以降CO2濃度はどんどん上がり、お昼にピークを迎え1500PPMをオーバーする。建築物衛生法では空調器機でコントロールされる空間のCO2濃度は1500ppmを超えないようにしなければならない。
そこで事務所内にある常時運転する換気扇を台数を増やしたり、給気位置を変えたりしたけれど劇的に下がる事はなく、?と思っていた。ところがある日その原因がわかった。

ある冬の日の日曜日に大人4人と子供2人で事務所内で打ち合わせをしていて、ふとこのCO2濃度計をみると900ppm以下に表示されている。何時もより倍の人数が数時間いても900ppm。

そしてその次の日の月曜日に一人事務所で仕事をしてCO2濃度計を見ると1500ppmを超えている・・・。そこで考えた。

このCO2濃度の急上昇は人の息では無い・・・。灯油やガスを使う開放型ストーブの排気によるものであると確信した。しかし当3階の事務所始め2階のフロアーでは開放型ストーブは10年前から使わない。なるほど・・・

今日は土曜日で事務所の入っている建物の1階のテナントさんの休業日。つまりテナントさんが営業していないときはCO2濃度が下がり、営業しているとCO2濃度が急上昇する。

そこでテナントさんを外から覗くと・・・事務所にはファンヒーターがある。

「ああーこれだ-。だから冬以外は問題なかったのだ」

しかし数年前はこんなCO2濃度の急上昇はなかったし、確か1階テナントさんはFF式石油ストーブだったと思われる。いつから開放型のファンヒーターを使っているのだろうか。
原因がわからなっかた当初は、所員のスタッフMが大量のCO2を吐き出す体質だと思って聞いた事もあるくらい(汗)。疑ってしまい申し訳ない(謝)。

原因はわかったが、1階のテナントさんが使用するファンヒーターの排気が3階まで影響を受けることに驚いた。1階のテナントさんは匂いのある商品も置いてあるので、もしその空気が直接3階までいけばわかりそうなものであるが・・・。

さて・・・

建物は3階建なので本来各フロアーで区画されているし、直接つながっている部分が有るとすれば設備ダクトだけである。しかし設備ダクトにも戸があるで・・・。

各フロアー天井裏には換気口もあるのに、なぜ3階まで空気より重いCO2に包まれるのだろう。今度は1階のCO2がどこから3階にくるのか調査したいと思う・・・。これは火災時の安全性の確保にも影響するはず。またお昼頃にピークがある原因はスッキリしていないので引き続き調査したいと思う。

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