ペレットストーブと地球温暖化防止

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ペレットと薪ストーブの違いは他のサイトで詳しくあるので省略します。今回は表題について軽く、オーブル的なお話をします。

まずペレットストーブは地球温暖化防止に貢献するか?については・・・

それは○であり×でもあります。

世界が一斉に薪ストーブやペレットストーブに変えたら、地球温暖化防止になると思います。これは煙で大気が汚れ、日射が大地まで届かず地球が冷えることが想像できるからです。究極の温暖化防止方法だと思います。決してカーボンニュートラルだからではありません。

木はカーボンニュートラルだからといって、どんどん燃やして森を切り尽くせばどうなりますか?一時的に地球のバランスは崩れ、Cが大気中に多く存在する事になります。つまり一時的にCO2濃度が上がります。だから温暖化係数の高いCO2によって温暖化が進みます・・・とここまではCO2だけを見ている場合の論法で、実は木を普通に燃やせば、必ず煙りが出ます(微粒子)。世界中の人が木を燃やし、その煙が大気中に多くなると、太陽光が地上に届きにくくなり、今度は地球が冷えます。これはたった一つの火山爆発でまき散らされた粉じんが、地球の気温を数年間下げたと推測されたデータからも見ても明らかです。こうなると、作物も育ちませんから、戦争が起き、地球の人口が減り、最終的にCO2ガスの排出がなくなるでしょう。
薪ストーブやペレットストーブにしても沢山使えば、結局は地球に大きな影響を与え、地球上から人類が消え、皮肉にもそれが温暖化防止になります。

一方中途半端にペレットストーブや薪ストーブが増えたら逆に地球温暖化に貢献するかもしれません。これは今まで人が使わないで勝手に腐朽していた木をペレットや薪にして人が使う事になるから良いのです。が、需要が大きく増えれば商売としてさらなる利益を考えますから、新しく伐採してまで売ろうとします。使う量に対し育つ量が追いつきませんし、同時にCを固定化する木がすくなくなり、こうなると原油採掘と何もかわりません。

もし地球温暖化の原因が人が生活する上でのCO2排出が由来なら、炭素を酸素と化学反応させる行為は全て温暖化に寄与しますが、育った木の分だけのCをCO2として大気に戻す行為は温暖化防止になると考えても良いのではないかという考えがあります(これをカーボンニュートラルと呼びます)。ここで「育った分」というところが肝心です。
今や日本人が使う暖房エネルギーは莫大で、日本で育つ木より桁違いの多い量を使うでしょう。となると国土の森は20年くらいで全てなくります。

結局は・・・

昔と違い桁違いの酸化(燃焼)行為でエネルギーを使いますから、燃料が木でも石炭でも石油でも最終的には変わりありません。

だから・・・

薪ストーブやペレットストーブは、趣味(好き嫌い)や経済性で選べばよく、地球温暖化防止のためなんていう大義を振りかざしてはいけません。石油が高いからペレットの方が良いとか、薪が裏山に沢山あるから薪ストーブにしたとか、燃える炎が好き(危ない人か?)だから薪ストーブにした・・・で選んで良いと思います。又電気ファンのついたペレットストーブ以外は、匂いや煙りが気になりますから、周囲環境を考えて使うということは当たり前のマナーと思います。

これ以上の事になると、哲学になりそうなのでここでおしまいです。

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コメント

  1. オーブルデザインの浅間 より:

    く・だ・さ・い・・・
    画像下さい!・・・
    是非!お願いします。 o(_ _)o
    どんなに説明しても、「緑の家」の写真では、
    何か違う事をしているのでは・・・とおもわれてしまいます。
    是非ほしいです。
    このarbre@cocoa.ocn.ne.jpへお願いします。

  2. 匿名 より:

     大変ありがとうございました。参考にさせて頂き、適期の春先までじっくり考えようと思います!
     P.S うちの床も檜で、浅間理論により無塗装にて3年近く経過ですがいい感じです。友人に「この床ワックス?」と聞かれました!もし画像が必要な事があればお声かけ下さい。(話がとびとびですみません

  3. オーブルデザインの浅間です。 より:

    家好き様
     
    >では根の張りが間知ブロック擁壁を崩す、家の基礎を持ち上げたり痛めたりする、などの要因になるとは考えにくいという見解でしょうか?
    お手持ちのユーカリの事を知らないので答える事ができかねます。
    ただ先ほど言いたかったのは、このページ真ん中にある、
    http://www.jiban.co.jp/docs/tips/kihon/navi/mininavi/mininavi_021.pdf
    間知ブロック擁壁の上に更にL字型擁壁又は土が乗っていること自体が思わしくないので、逆に木を植えたほうが根がはり安定する場合もあるということです。
    一般的に昔の基礎と違い、よほどの大木の根でない限り、鉄筋コンクリートに被害を与えるような事はありません。昔は、無筋でしかも地面が露出している床下だったので、大きな影響を受けることは明らかでした。また擁壁も同様で、山間部の道路は擁壁の直ぐ横に木が沢山生えておりますが、だからといって擁壁が全部壊れているかといえば大丈夫のところが殆どです。

  4. 家好き より:

     ご多忙の中、早速の回答ありがとうございます!それではやはり諦めようかなという方向でまとまりそうです。
     では根の張りが間知ブロック擁壁を崩す、家の基礎を持ち上げたり痛めたりする、などの要因になるとは考えにくいという見解でしょうか?

  5. オーブルデザインの浅間です。 より:

    家好き様
     コメントありがとうございます。
    状況がはっきりとわからないので何ともいえません。
    申し訳ありません。ただ、ユーカリであるかどうかは別で、
    >南側に間知ブロック擁壁(2~2.5m)の高台の上にあります。その擁壁天板よりは
    20~80cm位GLが高いため、境界にL字擁壁で法面処理してあります。そのL字擁壁付近、南側に植えようか迷っています。
    ですが・・・
    もし上の状況でしたらおやめになった方が良いでしょう。
    普通間知ブロックの上(この高さなら1.5m以内)にL字型の擁壁があるだけでも不安定な状況ではないかと推察します。擁壁とは、必要以上に積載荷重をみないで設計するので、L型擁壁の土荷重、樹木の重さが加わると擁壁の膨らみが発生し易くなります。
    一方根がはるので、間知ブロックを膨らせても土地は落ちにくい状況になるかもしれません。
    現状の推察が違っていたならスルーしてください。

  6. 家好き より:

     お世話になります。いつも拝見させて頂いております。お忙しいところ大変申し訳ありませんが、本題とは無関係となってしまいますがご意見を伺いたい事があります。庭木のことです。浅間様邸にも大変立派なケヤキが植栽されています。我が家でもまだ小さい庭木が数種ありますが、ユーカリ(グニー)だけは鉢植えで育てております。それを地植えにするか迷っています。というのもユーカリは無数種類があるようですが、原産地では100m近くにもなるものもあるようです。もちろん環境等条件によるでしょうが、グニーも相当大きくなる種ではあるようです。大きさは剪定で管理するとして、気になるのはその根です。桜など?の大きくなる木は庭植えすると基礎に影響があるという話をたまに聞きます。確かに身近でも街路樹がアスファルトをかち割り、持ち上げ、そのパワーの凄まじさをうかがわせる光景を目にします。そのため地植えを躊躇しています。
    立地条件は南側が庭で奥行6~7m程度、南側に間知ブロック擁壁(2~2.5m)の高台の上にあります。その擁壁天板よりは
    20~80cm位GLが高いため、境界にL字擁壁で法面処理してあります。そのL字擁壁付近、南側に植えようか迷っています。
     何かアドバイスを頂ければ幸いです。宜しくお願いします。