
冬期の一般的な室内では室温が上がるとRH(相対湿度)が下がる事が知られている。ところが事務所内では室温を上がるとAH(絶対湿度)が上がり当初はRH(相対湿度)が下がるが直ぐにRH(相対湿度)が上がり、室温を上げてもRH(相対湿度)はあまり変わらない不思議な現象が起こっている。
まずいつもように室温が上がるとRH(相対湿度)がどのような影響を受けるのかのAIによる説明を見ると、
温度が上がると絶対湿度(空気中の水蒸気量そのもの)は、水蒸気の出入りがなければ変化しませんが、空気が含むことのできる量(飽和水蒸気量)が増えるため相対湿度は低下します。そのため、同じ量の水蒸気でも、暖かい空気(高温)では相対的に乾燥して感じ(相対湿度低下)、寒い空気(低温)では相対的に湿度が高い(相対湿度上昇)と感じるのです。
「温度が上がると絶対湿度も上がるか」と聞いたときのGoogle Aiによる回答。

となり、一般的には「室温が上がるとRH(相対湿度)は低下する」これは「AH(絶対湿度)の出入りが無ければ」とある通り、室内に水蒸気発生源がないときはそのような現象となる。
ここから事務所では室温が上がってもRH(相対湿度)がほぼ一定なので、室温が上がるとAH(絶対湿度)が勝手に増え、室温が下がるとAH(絶対湿度)が自然に減っているという事になる。
冒頭のグラフで事務所稼働日(人が常時いる)ところを拡大すると・・・

一般的な住宅と違って事務所だから夜間は換気を全てOFFにすることができるため、外気よる湿度の希釈が行われない時間が12時間ほどある。そして換気がストップしている半分の時間の深夜から朝にかけて床下エアコンがONになる。それが上のグラフ。日中は寒波が来ている時はエアコンを補助的にONする時があるが、以前ご紹介したとおり内部発熱が大きいので執務を行っている9時間はエアコンをOFFしている。いわゆる全執務時間がこの新潟でも無暖房でできる。
グラフを見るとわかる通り、換気OFFの深夜11時30分に床下用エアコンがONになる。すると同時にAH(絶対湿度)も上昇していることがわかる。そして室温が下がるとちょっと遅れてAH(絶対湿度)も下がる。この現象が続くので、換気扇がOFFの深夜でも室温を上げてもRH(相対湿度)が一定をキープするのである。
Google AIでは「AH(絶対湿度)の出入りが無ければ」とあるが、事務内で一般的に考えられる水蒸気発生源は・・・わずかな観葉植物だけと思われる。しあかしそれであると室温が下がった時になぜAH(絶対湿度)が下がるかという事になるが、考えられる原因として・・・
そう、事務所内では木が多用されしかもその全てがタイムリーに水蒸気が出入りしやすい「無塗装」である。この影響がこの不可解な現象となってのだろう。

今朝の氷点下の中でもしたのとおり、室温は床下暖房で上がり続け、でもRH(相対湿度)は下がらない空間。しかも理想的なRH40~45%※を保つ。
※注意深くサッシ枠の結露に注意した時の理想であり、通常新潟県では30%台が結露を気にせず生活できてよい。

冒頭で説明したGoogle AIの一般的な常識(つまり湿気の出所があるということ)ではない・・・自分でも不思議な空調空間と思っている。

