「 Asama 」一覧

完成時の気密測定が基本。完成気密C値0.2と予想どおり。

2024.09.27 緑字加筆修正追加 

建て主さん立ち合いで完成時の気密測定が行われた。内側に開くドレーキップ窓。

JISA2201:2017の建物条件2で規定された方法で中間気密測定をして先回はαAが18㎝2だったのが今回の完成気密測定(建物条件2)では45㎝2と27㎝2増えている。これは全く予想どおりで本所リバーサイドの家の完成気密はC値0.2㎝2/m2となった。

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「緑の家」の窓について 3 
「真」南以外ならメイン窓の方位は北がよい

私は設計を業としてからこの35年で数か所の一軒家で暮らした。この「暮らす」とのことが大事で、一日体験したとか、データを取っただけではわからないことが沢山ある。今回の3ではご批判もあり賛否両論あると思うが、私の窓に対するスタンスは省エネより窓先景観を優先するのである。

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神奈川県愛川町および長野県青木村で連日の地鎮祭

設計中の一年で再び建築費があがってしまったが地鎮祭を迎えることができた。

20日と21日に執り行われる2つの地鎮祭に担当スタッフと出席するために昨朝5時30分に事務所を出発。そのちょうど通り道(圏央道八王子市)と目的地では天候が大荒れで一昨日にゴルフボールくらいの雹が降ったとのこと。一日ずれていてほんとに運がよかった。

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「超仕上げの床」は日本の文化。是非存続にご賛同を・・・。

杉の超仕上げに触れるともう他の触感では満足しなくなる。

「緑の家」では27年間、桧と杉で超仕上げの床を勧めているが最近日本の床の定番であったこの超仕上げの床の入手が難しくなってきている。これから先とても困ったことになりそうである。

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「緑の家」の窓について 2 
標準ガラスは全て遮熱型(新潟以南)

Ⅴ地区新潟以南の超高断熱住宅は全て遮熱ガラスがよいかも その2 女性に優しく
エクセルシャノンさんのカタログから 先回の続きである。私のポリシーは住宅の定説を疑って考えることであるた...
2023年9月にこのブログを公開

丁度一年前に、上のブログを書いた。この反響は大きくこちらのブログを読まれた建て主さんは全員紫外線カットを最も重要視された。

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「緑の家」の窓について 1
ドレーキップ型(内開き)を10年以上使い続ける理由。

「緑の家」の窓の9割以上はドレーキップ型(内開き)となる。ドレーキップ型がどうしても使えないときに引き違い等となる。下は10年前の2014年に提言として書いたブログ。

提言⑨ 超高断熱の家にはドレーキップ窓が基本
2014年7月23日緑字加筆修正 オーブルデザインの「緑の家」では今まで⑧つ提言をしてきました。これで⑨個目の提言です...
この日のブログは辛口でパッキンが交換できないサッシはNGとまで宣言している。
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エアコン1台の欠点

床面積23坪程度コンパクトなこちらの「緑の家」でも冷房用エアコンは2台ある。主エアコンは正面の箱の中。

来年からの高気密高断熱の義務化のせいなのか、一台のエアコンで冷房する家が再び増えてきている。「緑の家」の性能でも一台で冷房することは全く問題ない場合が多いが、6年前の2018年から可能な限り複数台の冷房用エアコンを設置している。

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屋外はレゾルシノールを指定する。

玄関ポーチの屋根を支える木は跳ね出しで屋外に露出している。このため集成材なら使用環境Aの素材がお勧め。

上の写真は今から14年前(2010年)の「緑の家」の玄関部分である。この当時から異種基礎を避けるために玄関屋根にはポーチ柱を設けず跳ね出しの梁で積雪2mの屋根をうける。木組みの意匠が好きなのであえて木を見せている。そしてこの当時は集成材の梁は指定がなければ指定環境A※のレゾルシノールの接着剤での梁で加工される。ところが・・・
JASで規定された集成材の規格の一つ。

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暖房だけが人のため。あとは全て建物のため。

3年前に下のブログを投稿した。科学的なことではないが何故か賛同するご意見も他の記事より多く頂いている。

建物の寿命はカビと想いで決まる(仮説)。
門としてはとても珍しく2階に御仏像が安置される御影堂門。 科学的なことや物理的な事でなくて申し訳ないが、建物の寿...
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完成見学会 本所リバーサイドの家 

当分の間トップページに固定します。

階段を覆う大きな軒の出の玄関アプローチ。久しぶりの最も高い位置の玄関。

日時: 令和6年9月28日(土)29日(日) 
場所: 新潟市東区本所  場所はご予約時にお伝えします。
駐車場:見学会会場敷地内駐車場

予約方法:メール→mimoza@arbre-d.sakura.ne.jp(日本語部分を消して送付)又はお電話で
※メールの場合は一両日中(休業日の場合は翌営業日)にご案内のご連絡をさせていただきます。
(日曜日・月曜日休業)
※緊急および当日のご連絡はお電話でお願いいたします。

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2024年建築学会 学術講演梗概集から 7 第一種換気の無難性

こちらは昨年に「その1」をご案内したがその続報。その1では給気量の測定がいまいちだったとあるが、今回は特にその記述がないので安心できる。これら実際の給気量測定は20~30年以上前にも学会で確か発表されているが、時代は変わりもう一度おさらいするのもよいので取り上げる。

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新潟市で中間気密測定0.1㎝2/m2

本所リバーサイドの家は久しぶりのトーメイガラスの玄関戸。このトーメイガラスはお勧め。

国内では上野住宅建材さんしかもっていないと思うトーメイガラスの入った北欧製高断熱の木製玄関戸を採用。このドアを県内で最初に使ったのは多分私の自宅。そもそも日本の住宅の玄関は昭和初期からトーメーガラスだったのにいつの間にかマンションのように閉ざされてしまった。

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住宅建築寿命の逆行とデシカ湿度。

日本の今までの住宅は短命でよく30年住まえればOKだった。これは住宅支援機構の過去の調査からも平均建て替えとして30年以下となっている。ところが、「緑の家」をはじめとする住宅が現在目指しているのは、長期使用できる住宅である。これはある意味時代に逆行しているのではないとふと思う。

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熊本の家 防水検査

18日19時ごろの熊本空港上にある積乱雲(機内窓より撮影)。

一昨夜の件でJALの朝一番便を昨夜中に抑えていたが、その朝5時過ぎに施工会社であるヤスダホームさんから連絡があり、時間の有効利用として空港まで迎えに来ていただけるとのこと。それならばさらに35分早く飛び立つANAのほうが良いと思い・・・

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2024年建築学会 学術講演梗概集から 6 厚物合板穴開けの無難性

「無難」な愛される家を目指す「緑の家」⑤ 屋根番外編 雨漏り
こんな細いヒビから漏水する。ここが勾配の少ない平らな屋根の欠点。 モルタルとタイルで出来た堅い床を壊し、露出したFRP...
2016年に投稿したブログ。今回の論文に少し関係があるので紹介。

まずは上の「緑の家」のブログをご覧いただきたい。この投稿では当時ほとんど語られていないルーフバルコニー下の通気の重要性をが今回紹介する報告であり、「緑の家」では20年以上前からこの仕様を標準としていた。ルーフバルコニーは屋根よりはるかに難しい納まりでだと思う。

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2024年建築学会 学術講演梗概集から 5 軒裏換気口ありの無難性

こちらは実務的な内容ですぐにでも参考になる報告である。建て主さん(エンドユーザーさん)には軒裏換気口や通気層、屋根通気層の話は難しいかもしれないが、耐久性にかかわるこの部位は関係者ならとても興味がわく話題である。

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2024年建築学会 学術講演梗概集から 4  夏季露点の変化 

先ほどダイキンさんのエアコンの設定温度のことを挙げたが、やはり湿度を無視した冷房室温28度(設定でも室温でもよいが)との指標では現在の露点が上昇している気候条件ではだめだろうという論文を紹介する。

2000年、2010年と2023年の露点温度の変化の日本地図。これだけ謙虚だとびっくりする。

今回の紹介は論文というより統計した情報提供と受け取れる梗概である。

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2024年建築学会 学術講演梗概集から 3 番外2023年の選抜梗概から 夏型結露 

昨日、一昨日とここの研究室での内容にハマったといったが、その最もハマった論文がこちらである。よって2023年と昨年の梗概集からであるがご紹介したいと思う。きっとカビ、リノベーションに興味がある人はハマると思う。

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高気密住宅と低気密住宅の湿気の入り込み調査

2024.08.08.7時14分緑色グラフ差し替え修正

グーグルマップから

今年も梅雨が明ける前の気になる調査した内容を案内する。

拙宅で現在空き家になっている寺泊の家と同じく人が住んでいないotomo vie centの離れで家の湿気の入り込み具合を調査した。
まず両家の位置関係を上のグーグルマップで示すと寺泊(高気密住宅)とotomo vie cent(低気密住宅)は直線で7㎞弱。寺泊は海から30m程度でotomo vie centは海から1500mとなっている。

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築130年のotomo vie cent リノベ その46 痛い・・・

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山盛りのミョウガと大葉そして山椒の実だけの冷やし中華がうまい。

昨日の定休日にはいつもようにotomo vie centでの奉仕。畑の柵づくりのため竹を切り出して芋用の支柱づくりだった。お昼になり昼食は裏山で豊作の「ミョウガ」と畑の大葉、さらには山椒の塩漬けだけのトッピングで冷やし中華。これを暑い30度の中の離れで頂くことで最高にうまくなる。エアコンの効いたところではまずおいしく食べれないのが、冷やし中華やスイカ等だと思う。

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配筋検査と水害対策

高低差600mm程度と小さな擁壁だが、擁壁は慎重に行う。

本日月見町の家の配筋検査(擁壁)に伺った。ここ3件連続して擁壁を設けた敷地での計画で、擁壁は住宅基礎と違い設置時から力が加わり続けるので小さくても配筋の確認は現地でおこなう。

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