見学会にお越し頂きありがとうございます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日、一昨日と完成見学会に遠くから起こしいただいた方、急がしい時間に都合をつけていただいた方、どうもありがとうございます。

今回の見学会は、少々反省すべき点がありました。まず、チラシの折込日が適当でなかった事。本来なら前日におり込む所、印刷会社さんの都合で当日になってしまいました。そして「寒い時期の更にとてもゆきの多いところで見学会となった事」です。本来なら寒い時期だからこそこの家の良さがわかるのでしょうが、大学センター試験とも重なり今回の見学会はどの他もいらっしゃらない時間が結構ありました。

また、今回の見学会で感じた複雑な気持ちは、事務所設立当時から10年「緑の家」の仕様は変わっていない事が誇れる事なのに、初めて来て頂いた方は、以前とは違いその仕様にびっくりされないことです。このような「緑の家」仕様が世の中に浸透し、今では無垢材を沢山の皆さんが使っているし、壁も自然素材が多くなったことがあげられるのでしょう。(無塗装はまだまだ少数ですが、オイル仕上げとの違いが靴下を履いている一般の方ではなかなかわからない)10年間で標準となった仕様という事は、10年先を見据えた仕様である事です。となるとこの施工と設計・工事監理を分離するスタイルも10年後にはあたりまえになるのでしょう。最近は一年で仕様が変わるメーカーが多い中、10年も同じ仕様を薦めることは誇れる事ではありますが、感動が与えにくくなった事に複雑な思いです。

さて話が変わりますが、お越し頂いた方で「こんな大きいコーナーサッシがあって地震に弱くないの?」とのご質問があり、戸惑いました。というのは、私どもとしては、今回の家は地震に対しそう対処の難しくない家(柏崎 T邸の古民家の方がもっと難しいのに、今回の地震でもほとんど被害がない)なのです。だけれど、ほとんどの工務店が造る家は構造計算していないため、このようなコーナーのサッシは造らないように建て主に言っているようです。本当に戸惑います。もしコーナーサッシがだめであったら、世の中のガラスで囲まれたビルは姿を消さなくてはなりません。つまり構造計算をしっかり行えば、どんな計画も可能だと言う意識がなくなってしまっているのです。自分の技術力を否定している建設会社が多いのだと思いました。周りより10年先に進むとなかなか認知してもらうまで大変です。最初の無塗装の家を造ったあの10年前の時のように。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする