「 2009年09月10日 」一覧

新潟の家 パッシブハウスとLED電球

パッシブハウスとは昨日お伝えした一次エネルギー換算で120Kwh/m2・年以下になる住宅です。これにはその家の家電で消費されるエネルギーを含めたトータル的なエネルギー使用量です。更に気密性能が50パスカル時に0.6回の換気漏れ量以下という難しい条件があります。50パスカル時に0.6回という性能は、隙間相当面積にすると約0.3cm2/m2以下ではないでしょうか?この数値は非常に高く、省エネ法の高気密住宅(北海道)の1/7の隙間面積です。緑の家でも5件に1件程度です。この数値要求される場合は、今使っているエアコンのドレン管はもちろんエアコンの自動掃除用排気管にもトラップなどの措置が必要です。ですのでこの数値に気密性能引き上げるには、もう少し実績を積まなければなりません。またもっと難題なのは、窓、玄関ドアのU値を0.8w/㎡・k程度にする事です。玄関戸は問題ありませんが、窓のU値は異常に高い性能です。普通のトリプルガラスの木製サッシでも1.2w/㎡・k。ダブルのペアガラスサッシか真空ガラスが必要となるのではないでしょうか?これを採用すると価格がどのくらいになるか想像もつきません。将来のコストダウンを待って今はSSプランの取替え可能な窓構造が現実的です(しかし北海道では既に行っている凄い設計事務所があります。オープンシステムとはいえ、素晴らしい監理と計画です。)。

さて、話をエネルギーのほうに戻しますが、新潟における現在の家での、エネルギー消費量は
暖房エネルギー 1/3
給湯エナルギー 1/3
その他エネルギー 1/3
という調査結果があります。「その他のエネルギー」の中には、通信・家電のエネルギーと照明のエネルギーがあり、最近は通信・家電のエネルギーが大きくなっておりますが、以前は照明エネルギーが半分近くその他のエネルギーを占めていたと言われます。その照明に使用されるエネルギーの大幅削減が期待される器具販売が本格化してきてます。
0909mdo
写真は三菱電機オスラムから販売される電球

それがLED電球です。古くからあるLEDですが、その光束の少なさから懐中電灯位しか使われておりませんでした。それが2007年に日本政府が白熱電球の国内生産中止、さらに2008年に、白熱電球の製造・販売を2012年までに停止する方針を打ち出したたため、開発が加速し、とうとう普及品の販売となりました。
LED電球を使うと従来の白熱電球の1/7から1/10くらいの消費電力と40倍の寿命となります。
更に最近普通に使われる電球型蛍光灯に比べ1/2~1/3くらいの消費電力で、寿命も7倍~10倍となります。加えて電球型蛍光灯の欠点だった、点灯回数も飛躍的に増え、トイレや廊下など頻繁にON、OFFする箇所でもまったく問題なくなりました。
良いことだらけと思われますが、欠点として
価格が高い事があげられます。これは不思議な価格設定で原価に利益を載せる方法ではなく、今までの電球の市場価格が1個100円で1000時間の寿命。LED電球は40倍の寿命だから100円×40=\4000円という商社的な価格設定方法です。ですので原価+利益の方法であればもっと価格が下がりそうです。今すぐ購入は控えてもう大手以外のメーカーの電球が出揃うまで待ったほうが良いかも知れません。
いづれにしても、まだLED電球はE26という口金が主流でE17、E11など小さな口金商品が少ないこともあり、使用場所が限定されます(「緑の家」ではできる限りE26を使ってますが、陰影を大事にする食卓付近はE17やE11ハロゲンになります)。
もし興味ある方は購入してコメントを頂けるとあいがたいです。