新潟で超高断熱で天然素材の家    Q値1.0で今回の気密は0.3cm2/m2 

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先ずは題に関係ないのですがこの記事は・・・

http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY201106090710.html

完全に消費者(国民)を舐めてますね。地方行政のトップであるこの知事は完全に生産者と仲良しで、消費者はどうでもよいという感じです。新潟県の泉田知事はそうでないと信じてます。

現在三条で施工中の「南四日町の家」も震災の影響を殆ど受けず予定どおりの工期です。そんな中、先頃中間気密測定が行われました。

 本格的和室(真壁)があるので気密層は連続が物理的にできない。20年と同じ気密シートで20年前と同じ気密処理が行われる。これでC値0.3cm2/m2を造る事ができる。気密性に執念を燃やす越路建設さん。

まず中間気密測定とは・・・

完成時に行う気密測定の1ヶ月以上前に、しっかり気密工事ができているかチェックする試験です。この中間気密測定がなく、思い込みで大丈夫と思って完成時に1回だけ測るとしましょう。もしその時気密性能C値が0.9cm2/m2以下になっていないと・・・

もう殆ど直しようがありません。直すためには内装を壊し気密漏れしている所を探し出すことになります。引き渡す直前にそうなった時、一体誰が責任を取れるのでしょう。工期が更に1ヶ月以上も遅れ、そして目の前に出来上がった建物の中を再び壊すという誰も望まない事をする事なります。

だからオーブルデザインでは工事途中で「中間気密測定」を行います。その目安は0.6cm2/m2以下です。どうしても完成時には0.2cm2/m2ほど気密性が落ちます。原因もほぼわかってますが後はコストと拘りですので今のところその対策はしません。

さて結果ですが、数回の測定が全てC値=0.3から0.35cm2/m2でした。まあ、先回と比べ延べ床面積が大きいので数値は下がり易いですが、見事です。越路建設さん(先回の緑の家は2棟とも0.6cm2/m2)。因みにこの家のQ値は1.0W/m2kです。

昔からよく使う「ウエスタンレッドシダー柾目」の外壁。この色が国産の木材には出せない色なのです。勿論無塗装で使います。この素材感で塗装はもったいないですから。

 ここ数年は半分以上の確率である完全表しの天井。白い壁との組み合わせで良くなります。大工さんは笑顔で「暑いね」と話しかけます。笑顔の現場は気持ちが良い。

今日は1階と2階の吸音のために吹き込まれるセルロースファイバーの工事車が横付けでした。トラック一杯のセルロースを吹き込みます。

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