天然素材の床でマジックショーを見ました。  R2000+ 番外

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

R2000+のPro.の打ち合わせで上野住宅建材さんへ伺っていた時のこと。

突然社長さんが「このシリアンは油性マジックで書いても消えるのですよ」

・・・?

何のことか一瞬わからなかった。

このシリアンとは「松の無垢 床材」の事です。

そして見せて頂いたのがシリアンのライ&オイルの仕上げ。

このブログを見ている人は私が「針葉樹(松、檜)の無垢材は無塗装が一番」ということをいつもいっている事はご存じのはずです。ですので、社長さんが「マジックペンが消せる」と話されたとき、

油性のマジックペンが消えると言うことは・・・

「きっと表面にきつい膜のあるオイルが塗ってあるのだろう」と思いその床材を手に取ると・・・

「うーん・・・あれあまり膜が感じられい。では水をかけてみよう。」

私はいつも天然オイル&ワックス仕上げと無塗装の木を比較する時、その表面に水をかけて見ます。するとやはりオイル&ワックス仕上げの時は、表面に水をはじき。水玉になる事がわかります。

「あれえ・・膜が無いみたいな湿り方・・・。でもこれだったらマジックは消えないだろうね。」と思っていたところに、おもむろに社長さんが手にマジックペンとある小瓶を持ってきました。

「実演します。マジックでこのように書いて・・・そして小瓶※の液体と水を混ぜてこすると・・・」

「ああー 消えてゆく・・・    凄い・・・」

絶句でした。そしてもっと絶句だったのは・・・

「今のを映像で撮らせてください」

と言って違う同じ所に積んであった他の床の切れ端に同じように繰り返すと

今度は・・・

「ちょっと待ってください!えっ 消えない・・・」

社長さんは青くなり

「変ですね。あれれ・・・」

と言ってその木の裏を見ると・・・他メーカーの床材でした。

「なんだ。比較の為にだれかが同じ所に置いておいたのね」と社長さん。ほっとしてました。

これを見て更にびっくり。全く同じ状況で(同じ小瓶の液体)、同じようにこすってマジックの落ち方が違うのです。

「す、すごい・・・。びっくり・・・ホント?」

さあ皆さん信じられないでしょう。この映像を見れば納得です。今回はハイビジョン映像で見れます。360Pをクリックして1080Pをお選びください。

スポンジは台所用の普通の物です。

表面は確かにほぼ無塗装の素材感。これなら汚れを気にする皆さんにお勧めできるかも。しかも価格は標準の檜より多少高いだけ。

さてこちらはシリアンだと思って間違えて消そうとした映像、最後の言葉に焦り具合が聞こえており、「やらせ」では無いことがわかります。こちらは大手「O社」の天然オイルで、その表面は少し無塗装よりべとついた感じがします。

同じ液体を使っているのに、消え方が違う事はやはりこの床材に違いがあるという事です。無塗装の質感と肌触りを殆ど損なわず、汚れが落ちやすい床材・・・。しかも香りが少ない「松」・・・これはお勧めです。もちろんこの床材は国産で無いところが悲しいやらうれしいやら・・・。スェーデン製、さすが日本と同じ木の国です。

事務所にサンプルを近々ご用意します。皆さん!このマジックショーをお楽しみに。

※小瓶の液体はシリアンのページの一番下にあるソープ&ワックスです。匂いも殆どなくワックスと書いてあってもワックスの感じではない液体です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする