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一昨日から寒波に襲われている日本列島ですが・・・
新潟県では普段雪の降らない海岸部でどか雪に見舞われております。
特に柏崎・・・27日7時の時点で積雪1m5センチ・・・
1mの大台を超えました。確か柏崎の設計積雪量(海岸部)は1.3mです。一般的な家は積雪緩和規定を使い1mで設計しており、既にその積雪量を超えております。雪下しが始まると思いますが、皆さん久しぶりのことですから事故の無いよう慎重にと願っております。
それにしても寒い日が続きます。そういえば昨年も例年より寒くて、こんな表を造っておりました。何か冬は寒冷化、夏は温暖化と両方あるような気候の変化です。しかしなんと言っても冬の方が圧倒的に多くのエネルギーを消費しますから、やはり「超高断熱化」は間違いなくこれからの家造りの基本です。そしてQ値が0.9以下の住宅を造りましょう!きっと先々「良かった」と感じますよ。
さてそんな超高断熱住宅の世界的先駆けとなった30年ほど前のR2000仕様。そのモデルとして日本で一番最初に建設された常設展示場が、見附市にある上野住宅建材の今町モデルです。
当時のQ値は1.3w/m2K前後ですが、それを0.82まで引き上げるための改修が最終段階に来ました。
この意味わかりますか?つまり・・・
Q値1.3w/m2Kという高断熱性能でもまだ断熱性が足りない・・・
と思っているから引き上げるのです。つまり・・・今から建てる家は最低でもQ値1.3以上の家が必要と我々建築関係者は思っているのです(新潟の家では)。
このところのエネルギー価格の高騰!23年前は灯油1Lあたり40円ですよ。今は85円・・・。既に2倍以上の価格です。ガスも値上がり、比較的安定していた電気代も今後上がらざるを得ないでしょう。多分数年後には深夜電力も今ほど安くなくなり、蓄熱暖房機だけで生活している人は少し考えておく必要があると思います。
このように雪の多い見附市ですが、それでも例年に比べまだ少ないようです。奥にブルーシートで被われた建物がR2000+(今町モデル)です。