「片貝の家」の清楚な玄関。中霧島壁を使って早11年。その長い中でも今回の仕上がりが一番「私好み」な表情。
オーブルデザインではよく玄関ホールに畳を敷くデザインが多くあります。
これは・・・
「緑の家」ではスリッパが要らないので(全ての床が暖かい)、真冬でも裸足(靴下)で全く問題ないから玄関にお客様スリッパも必要ないのです。実はスリッパがある「緑の家」はありません。スリッパがあると床に艶が出ないばかりかササクレが出ます。
写真はシグマSD14で撮影。クリックで大きな詳細画像となります。
床は洗い出し。ホールと玄関の段差は300弱。ブビンガの式台(加工が相当やっかいだったらしい)。
玄関戸を開けると広いお客さん玄関があり、その奥に家族用玄関があります。冬なので長靴が普段靴です。
建具は建て主さんのお知り合いが作成。当初図面では襖であったが両桟の立派な障子戸が入った。
玄関ホールに畳があると、住宅というより割烹か旅館を訪れた感じがします。
玄関床とホール床の段差は300mm弱。ご近所さんが多いので膝をついて挨拶もできるし、立ったままでも違和感の少ない曖昧な段差としました。
和室の戸が開いていると、さりげなく見える床柱・・・。
この床柱は建て主さんのお知り合いの材木屋さんからBMWと交換で譲ってもらった物。裏にBMWと刻んであるらしい(笑)。
この床柱になるまでは紆余曲折でした。当初は以前の家の床柱を使う計画で、そのための用意として基礎も工夫して造る予定でしたが、結局取りやめになりました。新しい床柱をどうするかで相当悩んだようです。そして・・・ある物と交換でこの柱に決まりました。
床柱の落としがけの位置は現場で決めました。本来木割寸法があるのですが、そもそも天井高さから木割寸法ではないので、その床柱と落としがけの寸法、節などから、建て主さんにその位置を勧め、判断して頂きました。
最近の風呂いすは立ち上がりのしやすさから高めが多い。そのため洗い場の桶はこのカウンターの上に置く。桶を使わない人も多いが、この辺はオーソドックスな仕様
浴室も少し変わっています。夜、月を見ながら、また春には桜を見ながら入るのでなんとトーメイな大きな窓があります。夜、室内が明る過ぎるとガラスで反射して外が見えないので、照明はOFFにします。だから足下灯を設置。
この浴槽は海外製の割には深くとれる。アクリルで価格も安価。
こんな感じでそとの風景を見ながら入浴です。窓から見える木は「桜」です。
欄間などが循環のしやすさを決定づける。最終的にこのエアコンの前に木のカバーが設置される予定。写真で見える壁はすべて建て主さんの手塗り。
先日のブログで浴室床や脱衣所床が一番暖かいと説明しましたが、この写真で納得頂けるでしょう。脱衣所兼洗濯室の足下に「床下暖房用」のエアコンがこのように設置されています。だから床温が25度もあるのでしょうね。
コメント
浅間様
お忙しいところ有難うございました。
こちらのブログで無塗装木材の良さを知って、新居では絶対無塗装のフローリングにしようと思っています。
無垢の床を裸足で歩いたあの感覚、気持ちよさはなんとも言えないものがあります。
新建材のような工業製品とはちがって、傷や汚れ、自然素材ゆえの反り、収縮、隙間などがでるとしても、それを上回る魅力があります。
そのあたりを踏まえて、愛着をもって管理いていきたいと思います。
有難うございました。
北関東様
コメントありがとうございます。
脱衣所で無塗装は大丈夫か?
については・・・
大丈夫です(キッパリ)。(o^-^o)
但し自然素材は必ずカビが生える事は忘れないでください。
http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-a254.html
お手入れしないと脱衣所どころかリビング床でもカビは生えます。お手入れが嫌な人はエアコンによる空調(毎日)を行ってください。
「緑の家」の半分の方は、脱衣所・トイレにはオイル拭き取りをします。これはカビと言うよりお子さん等の足水が床の水染みになることを防ぐためです。
かなり前の記事にコメント申し訳ありません。
オーブルさんは無塗装のフローリングがお勧めだったはずですが、脱衣所も無塗装でしょうか?
もしそうだとするとカビ等の心配はないのでしょうか?
coo様
コメントありがとうございます。
いやー意外といらっしゃるのですね。
多分山や空が見えるのは、豊かな敷地に恵まれているのでしょうね。すばらしい事です。
是非快適入浴タイムをご堪能されてください。
ウチのお風呂も、外が眺めたくて透明の大窓にしました!
大工さんが驚いて「サッシ間違いじゃないのか?」と工務店さんに確認したそうです。w
ユニットバスでしたが、バスタブわきの手すりは付けなくていいからギリギリまで窓にして、とお願いしたらOKだったので、とても嬉しかったのを覚えています。
ウッドデッキ+塀の先から見える山や空を見ながらのバスタイムは、
快適でつい長風呂になってしまい、お湯がさめてしまうのが悩みの種・・・
エコキュート給湯では、保温浴槽が必須だったのだなぁ、とそれだけは後悔しています。