基礎がない家でも昭和の家は床高90cmあった・・・。かも

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昭和25年に建築されたこの家・・・。

ゆっくりとしたリノベーションを行う事を前提に、構造的な事をオーブルで引き受けることになりました。

昨日も35度・・・。9月中旬なのにこの暑さ・・・。

さて何回かご紹介しているこの「北野の家」ですが、
ゆっくりとリノベーションを行いたいとのご希望で、オーブルデザインで構造的な事をお受けする事になりました。

まず床下のチェックから始めると、想像のとおり床下の土は相当湿っぽい。粘土のような土。これは木が相当腐朽しているだろうと思い、床下内部周囲をの覗いてみると、

殆ど腐っていない・・・。

白アリのいた形跡は所々あるけれど腐朽していない・・・
実は普通の方は白アリの方が腐朽より嫌がられますが、私どもは腐朽の方が問題なのです。

白アリは生物なので、同じ環境にある木でも食われる事もあれば、食われないこともある気まぐれな昆虫でもあります。一方腐朽菌は同じ環境であれば、同様に腐り始めます。それが昆虫と菌の違いです。

だから怖いのです。一部の木が腐朽していれば、同様な環境あればその被害は広範囲に及ぶことが多いので、一気に家の構造はダメになります。

北野の家では・・・
なるほど・・・、南側のほうは土から床まで90cmもあることで、湿気による影響が最小だったようです。なるほど、確かに神社やお寺はこのようなひな壇の上に建立されております。そしてこのひな壇は、よいとまけで締め固められております。北側は、少し腐朽がありました。これは地面から45cmしか離れていなかったことによる所が大きいでしょう。如何に土台のある高さが地面から離れているかが重要かわかります。

昔は昔の知恵で耐久性などを維持していたのでしょう。

基礎がない置き石なので既存不適格建築物の扱いであるが、震度6弱の中越沖地震を受けとも大きな被害はなかったようだ。

しかし、この暑さの中でも室内は後山からの涼風が吹いており、快適、快適。ここは夏最高の環境で、夏の避暑地です。

さて話が変わりますが、

業務でも見学会の手袋の洗濯、旗の洗濯、タオルの洗濯があるので事務所では洗濯機があります。既に10年経過しておりますが特段問題はありませんでしたが、昨日壊れました。水が出ないのです。これはきっと電磁弁にゴミが溜まったと思い、分解チェックしてみると・・・パッキン自体がへなへなで、正常に動作しないことがわかりました。

 電磁弁。大きさは4cm前後。たったこの部品の1個の不具合で買い換えて良いのか?と自問自答。

さて、10年も経過しているので新品を買うべきか?はたまた修理依頼するべきか?と迷ったのですが、取りあえずメーカーに電話をしました。するとSEから1時間後に連絡が入り1時間後には伺えるとのこと。標準金額は1万円前後。なら直ぐきてくださいと伝えその2時間後には修理完了。電磁弁一個の交換で快調になりました。新品では2万もあれば既存品以上の洗濯機が買えますが、捨てれば大きなゴミになる洗濯機。ここは部品があって良かったです。また迅速な対応に感謝です。もし2日以上かかるなら新品を買いに行きました。ホント感謝です。メーカーはLGでした。

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