「て・こあ」でのある一日 七拾七 山の怖さ

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この中に人がいるのですが直ぐにはわからない・・・それが怖いところ。

「て・こあ」の裏山で筍取りを2人で行っていましたが、下だけをみてふと顔をあげたときに私の気配しかないことに気づきました。廻りをみても人影はありません。人音など気配は「風」による木や竹のざわめきで全てかき消されます。

えッ・・・さっきまでそこにいたはずなのに・・・

神隠し?

山の怖さがわかります。

ここでいう山とは登山道が有る山ではなく、獣道もない人が普段入らない山のことです。

こんな山とはいえない小さな山林でもあっというまにこんな状況・・・。

じっと目をこらし廻りを見渡すと・・・黄色い円の中に僅かに不自然な動きがある影を見付けました。

こんな見晴らしの良い竹林でも・・・30m先の人に気がつかない。

わかりますか?黄色円まで僅か30m弱・・・。

黄色い矢印とピンク色の矢印の部分を拡大してください。

黄色い矢印の先とピンク色矢印の先の色影に注目して下の写真と比べると・・・

下の2秒後の同じショットと比べると明らかに色や影の違いがわかります。

このようなコントラスト強く入り交じる光と影では不自然な色(オレンジ)がわかり易い。

この先に人がいるのです。それも30mも離れておりません。

こんな見通しの良い竹藪でも人影が殆どわからない・・・

だからよく熊と間違えて人を誤射する事故がおきるし、山菜採りで遭難することになるとわかります。人の手の入らない山はまさに山神様の領域・・・近年アウトドアが流行っておりますがあれは公園の延長線上の山・・・。ホントの山は異世界、神の領域ですね。

と感じた筍採りです。

この2/3をお裾分けした。

そしてその山からの恵みを受け取ります。ありがたい・・・。

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