外枠が入り、綺麗に納まった超高性能木製サッシの開口部。外枠も拘って外壁と同材の米杉(無塗装)。
木製サッシ取付け完了しました。ようやく外観が出来上がったと言う実感です。
上の開口部はこのような状態からサッシを入れた。通常のサッシ納まりからは考えられない順番。
先週まではこのような状態だったのですが、窓が納入されればキチッと入ります。これが「緑の家」の取り替えできる窓の仕上げ(納まり)です。
木製サッシや壁の断熱材が200mm以上を使って施工する業者さんからみれば、
「サッシの奥取り付け・・・あたりまえでしょう」
というご意見も聞こえそうですが、ここはコロンブスの卵と近いものがあります。他の考えは、
「外壁が250mmもあるのだから、その壁厚の中央に取付けるのはあたりまえだし、欧州ではそのようなデザインだから・・・」
に対し「緑の家」は、
「雨仕舞いと取付りかえ易さを考え、壁の中央にとりつける」
との考えです。
外壁より内側にサッシが取り付くことは、庇があっても万一庇の後ろに入ってきた雨水は、開口部上でサッシ内側に入る前でるようになる。
サッシを外壁と同じ位置にすると、庇の有る無い共に雨水が建物内側に侵入し易いことがわかる。
目的が違うと、細部の納まりも違いがでてきて、特に雨仕舞いはのほうは、上部からの雨を如何に外部で導くかを考えた結果は・・・庇+内付けが一番理にかなっており、原則上部には庇が必須の納まりとなします。
最上部の写真は原則以外で、窓上部に大きな屋根が直ぐあるので庇と同様の働きが期待でき、庇の省略できる部分となります。