完成写真1では同じ玄関のショットからはじまりますが、少し違和感をもたれた方もいらっしゃたでしょう。それもそのはず、まだ手摺りとポスト口がついていなかった為です。ようやくそれらが出来ました。
今回の施工はヨシダハウスさん。お世話になった。
同素材で造られたポスト口・・・。最近はメール便で厚い雑誌も多いので、ポスト口は大きめで殆ど物が入ります。一度入ると深い置き場のため何が入っているかわからないようにしており、そのため目印穴を3つ設けました。外壁と同素材でつくると一体化して良い感じだと思います。
とにかく金物は大事なパーツ。特に玄関付近は手を抜かない。
玄関に入って目に入る戸は、何度も必要かどうか考えたところです。この部分の戸の取っ手だけ、価格が普通の取っ手の5倍はする「堀商店」のLB-Rです。この取っ手に限らず堀商店さんの取っ手は、もう40年位デザインが変わることなく販売されております。このあたりが大好きなメーカーです。触れてもその違いはわかるほど、厚いSUS素材です。
こちら造り付け家具の取っ手は「スガツネ」製。
洗面脱衣所の3層パネルによる造り付け収納です。ここには化粧品も入るのでその化粧品を揺らさないように・・・
このように戸がスライドします。このようにすれば細長い容器も気にせずおけるのではないでしょうか?無論、カウンター上に物があっても邪魔になることなく開きます。
伊東豊雄氏の和室照明。価格の割には良い質感である。
「緑の家」の照明器具は基本的に無名品を標準として、価格と質感に乖離のある所謂デザイナー品はあえて使いません。しかしこの日之出町の家では、和室は日本の有名な「伊東豊雄」氏で、玄関ホールは「ライト」、外部の外灯(納期3ヶ月で今だ納入待ち)は「デンマーク製」で誰もが一度は目にしたことのあるデザインの物です。この3点はとてもよい雰囲気で、これら全てはスタッフMの提案でした。
完成気密測定が行われ今回は・・・C値0.57cm2/m2でした。
最近の平均0.4cm2/m2から見ると少し物足りないですが、それでもこの複雑な1階と2階のつながりのある中では立派な数値です。施工関係者の皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。