今年完成した「緑の家」 ② -新潟県内の自然素材の家-

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今年は太陽光発電に光が当たりました。太陽光発電パネルで発電された電力の買い取り価格が今までの2倍(24円/Kwh→48円/Kwhになりました)。

これでようやく太陽光発電を設置する動機が明確になりました。従来の24円では、設置費70万/kwhを償却するまで30年という現実離れの年数が15年となり、16年目から実質発電貯蓄と同じようになります。

Sdim3819

上の写真は3kwの太陽光パネルを設置した時の真冬の最大発電量です。仕様通りの最高で3kw発電されてます。

Sdim3718さてこの家は新潟市小新のS邸です。県内の戸建て住宅で、一番最初に耐震等級2を取得した建物です(大手メーカーを除く)。
何度かご紹介してますが、デッドスペースの階段上に手洗いを設置。排水管周りがそのままインテリアです。
Sdim3832玄関横には小さなウォークイン収納です。最近は玄関床はありがちなタイルを使用せず、モルタルで仕上げる事が多くなりました。昔は「モルタル=質素」という感覚でしたが、私は「モルタル=手仕事の味」という感じです。特に年月が経ったときのモルタルの雰囲気は、昔の土間のたたきのような味ががでます。

Sdim3842南側の一番良いところは吹き抜けです。冬でも太陽の光をあます事なく室内に取り入れます。
Sdim3757洗面台は造りつけとして計画します。大きな鏡と大きな洗面ボール、そしてシンプルな棚のみの構成です。
Sdim4005外観はガルバニューム鋼板で軒の出なしのコスト重視のデザインです。但し、夏の日射対策として大きい窓には全て庇があり、すだれなどを掛けられるように計画しました(太陽光パネルから雪が落ちる個所は庇なし)。

4_2次は三条のK邸です。とにかくバランスがとれたオーソドックスなデザインで、Q値は1.58W/m2Kの高断熱です。サッシはアンダーセンという木製サッシでU値1.6W/m2K程度の高性能窓です。加えて木製サッシですが、外部のみ樹脂コーティングされ、木製サッシにありがちなメンテナンスが必要ありません。

主暖房は床下暖房ですが、薪ストーブもあり、当然薪小屋も計画しました。この薪小屋は一冬分の薪を保存でき、先入れ先だしを考えた小屋です。
外構は、オーブルお得意の下田産の自然石(丸石)を積んで柔らかい雰囲気と本物の質感を生かした玄関アプローチとして計画。これから充実する木々が楽しみです。

2内部にもこだわりが見えますね。まず素地の色が多い緑の家ですが、今回は染色による色づけをしております。着色ではないところがみそです。
リビングの外の濡れ縁は夏の日射を防ぐと同時に天井いっぱいまで窓と、濡れ縁のトップライトと相混じって室内に明るさをもたらします。
天井にもデザインを施し、建築化照明で、照明器具までデザインに取り込んでいます。

緑の家は超高気密高断熱住宅で耐震性、デザイン、耐久性、自然素材、コストがバランスが良く考えられた住宅です。

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コメント

  1. tokumei より:

    tokumei=雪上博人(ペンネーム)です。まだ、お目にかかったことはございません。
    御社の博識のブログについつい、読みふけってしまいました。構造以外は参考になります。これからも勉強させていただきたいと思いました。
    チョット過激な表現のブログに、だいぶ過激な表現で反応してしまったようです。ほかの会社を見下しているような感じがしたので、謙虚さが必要ではないかなと思ったので、書き始めたら、自分の表現の方が過激になったようです。
    自社の優秀さをアピールしたいがために、ダメな会社を批判する手法は間違ってはいませんが、経済断面を求めるために持てる技術をフル活動させ勝負しているものまでも、ダメな会社の一くくり入れられているような気がして危機意識を持ちました。一般の人はどのような解析法で設計しているかなどわからず、結果(断面寸法や鉄筋本数)で判断されますからね。
    第3種地盤の件は、行政に言い続けているのですが、諸般の事情があるらしく(触れてもらいたくない問題のようで)保留のままです。このことでしつこく言い続けているのは小生くらいのものですから私を特定するのは簡単でしょう。
    規・基準を守らないのは論外ですが、それを金科玉条のごとくとらえて鵜呑み(それ以外の結果は全て間違い)と考えることは考え直していただきたいと思います。
    規・基準を参考にしつつ、それ以上のものを経済的に提供するのが(それもさりげなく)技術屋の役目だと思っています。まだまだ精進したいものです。

  2. オーブル浅間です。 より:

    tokumei様
    31日の朝8時から夜6時まで当ブログに散歩頂きありがとうございます。
    おっしゃるとおりですね。私もそうのように評価して第3種地盤で等級2です。ご存知のように余力がたくさんあっても、こちらが耐震等級2だなと思って自己申請すればそのような評価がおりてきます。
    私は「1981年から・・・」の経緯はまったく知りませんが、tokumei様はよく知っていらっしゃるのであれば、知らない建て主さんのためにも是非行動でお願いします。行政に呼びかけて軟弱地盤地域のせん断力係数が0.3になるように互いにがんばりましょう。

  3. tokumei より:

    新潟市小新での耐震等級2について
    新潟市小新ですか~。
    建設地が特定できないので可能性でしかいえない事ですが、もしもその敷地が第3種地盤上だったら、建築基準法上、および品確法上の見せ掛けの耐震等級は2になりますが、実際の耐震等級は1以下です。しかし、法律上は合法です。
    施行令88条と建告1793号第4をご存知でしょうか。小新の大部分は第3種地盤ですよね。特定行政庁が規則で指定していないので標準せん断力係数は0.2のままです。しかし本当は0.3であるべきです。建築主事が0.2を0.3に指定し直すのは勇気がいると思いませんか。自分の任期中は避けて通りたいですよね。1981年からこれの繰り返しで、未だに指定されていないだけのことです。きつく言えば行政の不作為です。
    このことを知らずに設計して迷惑をこうむるのが、勉強不足の建築士です。耐震診断をまじめにやると、「特定行政庁が指定しようとしまいと第3種地盤では標準せん断力係数は0.3とするのが好ましい」となっているので、耐震等級2でも、今すぐ耐震診断すると耐震改修の必要ありとの結論になります。
    しかし現実的には0.3で設計すると平面計画の制約が多く困ってしまいます。このようなところでは、だまって1.25倍(見せ掛けの耐震等級2)くらいで設計しておいて、「大丈夫でしょう。」と控えめに言っておくのが構造屋の良識というものではないでしょうか。