自然素材住宅でも家はバランス。安全性は最優先! その②

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Dscn7863 自然素材住宅でも家はバランス。安全性は最優先! その②です。この本の内容はとてもためになりますんので(笑)ますから何回かでお伝えします。

今日は最近チラシでも見かける「スキップフロアーの家」です。

333_2 10月着工のスキップフロアーの家。車庫の上が住居となり、上下導線が緩やかになる。

スキップフロアーってご存じですか?

Dscn7871その絵が上の写真の右側に載っておりますが、建物の中の階が半階づつズレていくプランの事です。広義ではミサワホームさんの大ヒットプランの「蔵シリーズ」もこれにあたります。
この蔵シリーズがヒットしたのでミサワホームさん以外の一般の工務店さんもスキップフロアーを計画する事が多くなって来ました。が・・・これは簡単な計画ではありません。

今まで私の事務所では意識的に「スキップフロアー」は避けてきました。これは明確な構造の安全確認(計算方法)が示されていなかったからです。しかし先に紹介した「軸組工法住宅の許容応力度設計2008年版」の本=グレー本には安全性の確認の記載があります。多少手間と知識は必要ですが、確実な安全性の検証ができると思います。

木造軸組住宅(在来工法とも呼ばれる)はプランの自由度が高いと言うことで認識されておりますが、それを間違って解釈し何でも可能とばかりアクロバット的な住宅をよく見ます。TVにも紹介されていますが、さて安全性の確認はされているのでしょうか?

どんなに他の高気密高断熱や自然素材、天然素材、耐久性が優れていても、安全性の欠落した建物は住民にとって凶器なります。

もしスキップフロアーを計画されているなら、この「軸組工法住宅の許容応力度設計2008年版」で安全性の確認をお願いしますと、設計者にお伝えください。

「大丈夫、大丈夫」と言ってその確認を嫌がるなら、あっさりとスキップフロアーの計画を止めた方が良いです。スキップフロアーはやはり一般の住宅計画ではなく、あくまでも特殊な設計で、軸組(柱、梁の計画)を意匠設計者自ら計画できる位の高度な設計能力が必要ですから。

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コメント

  1. 匿名 より:

    poruko様
    >しかし、軸組み工法では、軸組みの図面をみると横架材が互い>違いに配置されている場合は地震で横に揺れた時に横架材が>柱を折ってしまいそうですね
    そのとおりです。そして「柱が折れないように配慮しなさい」とこのマニュアルには記載されています。その方法は接続部分の柱の左右いずれかに合板による耐力壁の確保です。
    さて、ここまでしっかりとされているスキップフロアー住宅があるのか・・・。

  2. poruko より:

      なるほど、蔵シリーズはミサワホームさんのモノコック構造の
    成せる技だったのですね。モノコック構造なら、カニやエビや昆虫や航空機のように外皮で外からの力に対抗するため太い柱が必要ないし、しかも軽いはず、折れる柱もないので蔵が可能だったとは、
     しかし、軸組み工法では、軸組みの図面をみると横架材が互い違いに配置されている場合は地震で横に揺れた時に横架材が柱を折ってしまいそうですね