4年ぶりの自作・・・②

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グラボはハイスペック仕様のGTX770で少し奮発した。これだけでiPad Airが買える価格。

先回のその1は大事なインターフェイス機器のディスプレイから4年ぶりの自作が始まったとお伝えしました。その2は・・・設計CAD、画像処理、動画と切っても切り離せないグラボ(グラフックボード)のことです。

今回選んだハイエンドなグラボ。水冷式で音は非常に静か・・・。専用画像メモリーは4Gと製品大きさと共にビック!

今のCPUとメインコントローラーにはグラボ機能が統合され、普通に使うにはグラボは必要ありません。グラボが無くとも4K表示が可能なディスプレイがあれば、4K表示が簡単にできます。ではなぜグラボを使うのか・・・?

グラボにはグラフィック専用のメモリー(GDDR5)が必ずあります。この専用メモリーがあるか無いかは大きな差で、グラボがない場合のディスプレイ用のデータは、専用でない一般のメモリー(DDR3)から割り振られます。このメモリーがグラボについているメモリーより2世代以前の低速で動くメモリーなので3D表示やゲーム、CADなどの大量のデータがやりとりされる時にはモサモサ感が増すわけです。購入したグラボには専用のメモリーGDDR5が4Gと大量に設置されており、フルハイビジョン4画面も同時でも全く違和感なく表示されます。つまり4K表示で快適に業務アプリを動かすにはこのくらいのスペックが求められます。

実はCAD用にはそれ専用のグラボがあります。Quadro(クワドロ)というチップを使ったグラボでこれは大変高価なものです。このクワドロを使ったグラボでまともな物をかうとそれだけで15万以上かかるという全くコアなものですから、流石にそれだけそこにコストをかけることはできません。従って一般流通品のゲームに特化したグラボを選び、するとそのグラボには大量の専用メモリーがついている事が多く、結果2D表示や当事務所で使うCAD(GPU演算が少ない動作)も3つくらい同時に立ち上げてもサクサクします。

このグラボは大量の電力を消費するので、電源も730Wがとれる大容量タイプを新たにチョイス。電源は自作マシンのキモで、これが悪いと全く安定しない仕上がりになるので注意が必要なところです。今回は事務所で一番実績のあるENERMAX社のRevolution-X’tを選びました。電力を消費すると言うことはそれがすべて熱になりメインCPUより多くの熱を出します。よって冷却が簡易水冷式のものが良さそうだとなり上の製品になった次第です。

電源はENERMAX社が好み。

さてこれから組み立てです。組み立ては業務終了後の夜9時から始まりました。

全く空のケースにマザーボードから据え付けるが、今回はCPUを先にマザーに取付ける必要があった。

以前使っていたATX用ケース・・・。鋼製ですが厚い板のため剛性感がありお気に入りのケースです(一番お気に入りは前紹介したFREEWAYのアルミ大型ケース)。

水冷式CPU冷却装置の部品・・・。4年間でめまぐるしく変るパソコンパーツ。

時にはこんな小さなパーツを組み合わせますから90%の完成は・・・3時間後になりました。

何が何だかよくわからないような配線になっているがこれでも整理した方

CPUの冷却も簡易水冷にしたので内部はこれでも余裕があります。ただ、ケーブルが煩雑になっており、場所を間違えて差し込むむとそれで壊れてしまうこともあります。慎重に慎重にすすめました。

後は今まで使って来たパソコンからデータ用ハードディスクを換装すれば終了。

次の日の朝グラボを取付けたので組み立て時間は合計4時間になりました。

これからOSや20種類くらいのアプリソフトのインストールで更に1日掛かりますのでゆっくり合間をみて作業を進めます。

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