今、土間キッチンに惹かれる・・・。
地面と同じくらいの低い玄関から入る城山の家。無論大きな屋根を支える柱はない。
既に内部にある土間を予想させるコンクリートのポーチ。
今、土間キッチンに惹かれる・・・。
本来木造住宅はその完全なる素材「木」がつくる柔らかさが最大の魅力であるが、人は贅沢な生物であり堅さ、頑丈さに心惹かれる。
今回の見学会にお越し頂いた方にはその空気を体で感じとって頂き、
「何がよいかわからないが気持ち良い」
との感想を頂いた。
土間キッチンは簡単だと当初思っていた。しかしそれは誤算で、基礎の形態、排水管や給水給湯管の位置や施工・・・更に基礎高1mとの整合性・・・無論、コストとのバランス。
様々な事を基本設計中に考える事になった。
幸運だったのは城谷の家の建て主さんのTさんが「て・こあ」で土間キッチンを体験したことである。逆にTさんが「て・こあ」にお越しにならなかったら土間キッチンの提案はなかった。
コンクリートと木の組み合わせが絶妙な土間キッチン。木は土足でも痛みが最小なアイアンウッド。
とにかく普段の生活が楽しそうな空間が土間キッチン・・・。
この出会いは「て・こあ」から・・・築100年になる「て・こあ」建物を祝って再び「て・こあ」で催し物を行おうかなと思っている。
家族の間までコンクリート・・・。ここが居間になるとは想像ができない方が多いはず。しかし超高断熱UA値=0.3w/m2k以下だから実現出来る。
その2に続く。