完成間近 土間キッチンのある「緑の家」2

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

耐雪2mで耐震等級3、劣化軽減等級3、UA値0.27w/m2kで長期優良住宅を取得した三国街道の家のほぼ完成。その無難な外観からは想像もし難い内部の感じを少しご案内する。

この玄関土間とつながる本格的土間キッチンで且つ床下暖房が魅力。

玄関を入ってみるとすぐにただの家ではない感じがするだろう。左手側は本格的な土間キッチン。素足で歩いても冷たくないように床下暖房を計画。

現時点ではまだクラックはない。今後多少クラックは入ると思うが、材料の特性でそれも味になる。

職人のコテあとがのこる本物のコンクリート土間。叩いたときの音が違うし、真鍮目地やこの色合いがたまらないし、年月で下の写真で「て・こあ」のように色に味がつく。

ただ今日からようやく床下暖房をはじめたので、まだ床は氷のように冷たい。これがたった2日間で暖まるのかは・・・少々不安になってきている。しかしこのコンクリートは厚さが60mmあるので、室内コンクリートにありがちなペコペコ感はなく、しっかりしている感じが伝わり、土間キッチンにふさわしい床となる。

少しまだ養生があってわかり難いが鏡によって奥行き感が作られる。

玄関に戻り反対側には靴収納があるが、この収納の扉はガラス張り。これは最後まで建て主さんが悩んでいたが、これで大正解。当初イメージだった「て・こあ」のような横に広がる感じがうまくでているし、窓がない奥空間が明るく見えるおまけ付き。

築108年になる「て・こあ」の玄関土間。超高断熱とはほど遠い空間である。床のコンクリートの味のある色。
UA値0.27w/m2kの超高断熱、28坪で長~い玄関土間を作る。

「て・こあ」は100坪あるので玄関の広がり感は半端ないが、それをこの規模で近づけたのではないかと思わせる奥行きをつくる鏡の扉である。

壁のタイルはまだ未完成であるが現代版の土間キッチンの流し台。

キッチン流しはこれも又コストと機能を鑑みて「ど」定番のメラミンのカウンターで作る造り付キッチン。ご主人は「て・こあ」のようなステンと杉で出来たキッチンをご希望だったが、実際に料理をする奥様との話し合いで食洗機など実益も選ばれた。またガスコンロだと内装制限で準不燃材の制限がかかるが、IHコンロにすることで内装を木のまま残すことが可能。

今年で築108年になる「て・こあ」の玄関キッチンにある流し台。無垢の杉でシンプルに作られている。

建て主さん曰く、メインの土間キッチンは中間履きで当初は過ごし、子供たちが大きくなった頃には土足になる可能性も高いとのこと。

土間キッチンと床の間で約175mmの段差がつける非凡さ。階段下の戸は床下への入り口。階段の手すりの潔さ。
各所に杉の赤身優先の無垢材が使われていて、贅沢感で飽きのこないインテリアとなる。手すりも既製品でなく大工職によるため全体のバランスが「木の家」となる。

外観から想像しがたい内部空間に、設計した私も少し驚くようなその「内外の差」。それがこの三国街道の家なのだろう。

質実剛健な無難な外観なのに内部は遊び感覚と建て主さんの想いが詰まる空間。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする