「て・こあ」でのある一日 も既に97話・・・話題が尽きないこの建物もとうとう今年で築100年になりました。
100年も存在してくれてありがとう・・・。
今日は囲炉裏で前から一度行いたかった囲炉裏端の魚焼きをしました。
まず魚を買います。釣った魚であれば一番良いんでしょうが、流石に真冬の釣りはできません。
次に裏山から竹を切り出して串を造ります。串は角状の方が魚が固定されるので、竹を割って作ります。
その間に魚を捌いて下ごしらえをします。
塩を擦り込みちょっと乾燥させてから囲炉裏に立てます。
焼き魚は口細カレイとのどぐろ・・・刺身用にアイナメ。本当は焼き魚用はアユが良かったのですが時期ではないようで寺泊アメ横にありませんでした。この時期魚といえばサケと鯛、ブリですね。そんな中よくのどぐろが売っていたなと思いました。
さて・・・焼くこと2時間30分で一匹目、3時間で2匹目とゆっくと焼いた魚は、味が濃くなって最高のご馳走です。
お供は「〆張鶴の純」でチョイ辛がとても魚に似合います。
しかしこの障子越しの光の中で囲炉裏を囲んで頂く御馳走は何よりですね。青物は自宅屋上菜園で採取したステックセニョール(ブロッコリー)でこれも新潟では暖かい海岸ならでは・・・。とても記憶に残る豊かなお正月になりました。
「て・こあ」中に浜焼きの匂いが残りますが、これも超低気密の「て・こあ」ではなんてことないでしょう。この開放的な建物なりの楽しみ方があります。
この話題は、いつも最高の気密断熱性能の「緑の家を」勧めている浅間が話すことではないとおもわれるでしょうが、これはハレの時だけ・・・普段は超高気密高断熱の家が快適ですよ・・・やっぱりね。